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本当にあった怖い話。部屋に見知らぬメモ書きが次々と出現、その真相が明らかに

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 そこには誰もいないはずなのに、視線を感じたことはないだろうか? 夜遅くまで起きていると不可解な物音が聞こえてくることはないだろうか?

 この物語は、不気味な出来事に遭遇した人物が海外掲示板reddiに投稿した体験談である。自宅アパートの部屋に、ポストイットに書かれたメモ書きが次から次へと出現するというのだ。

 そのポストイットはユーザー自身のものだが、筆跡は自分のものじゃないという。監視カメラを設置したものの部屋に誰かが侵入した形跡はない。

 いったい何が起きているというのか?この事件の衝撃の真相は、投稿記事を見たredditユーザーの提案により明らかとなる。

 

 

【自宅の部屋から身に覚えのないメモが複数発見される】

 2015年5月2日、あるSNSユーザーが自分のアパートの中で奇妙なポストイットのメモを見つけたことを投稿した。それは4月15日に始まったという。

手書きでやらなくてはいけない雑用がいくつか書かれた黄色のポストイットが、私の机に貼ってあったのだけど、それは私の字じゃなかった。

すごく奇妙だったけど誰にもこのことは言わなかった。寝ているときに半分寝ぼけまなこで走り書きしたのではないかと思ったが、やっぱり私の手書き文字とは違うようだ。

そのときはポストイットを捨てて、特に気にすることはなかった


 でも、これは始まりにすぎなかった。その後2週間の間、奇妙なメモが次々と出現したのだ。

 4月19日デスクの椅子の後ろから見つかったものには、やはり自分のものではない手書きの文字が書かれていた。

すごく怖くなった。でも家に誰かが侵入した形跡はまったくない。そこで机まわりが写るように監視カメラを設置して、動きを検知したら録画が始まるスマホアプリを入れた

 4月28日、またメモが見つかった。そこにはぞっとするようなメッセージが書かれていた。

大家は私があなたと話すことを許してくれないけれど、私たちが話をするのはとても重要なこと

大家はストーカー?本当にあった怖い話

もしかして大家にストーカーされている?

 前夜から監視カメラの動体検知は機能していなかったしパソコンのゴミ箱は空だった。何かおかしなことが起こっている...

 5月1日、今度は何も描かれていないポストイットが家のドアの外側や、アパートのほかの家のドアにも貼られていた。

法的な手段に頼ることができるだろうか?でもポストイット以外の証拠もなにもない。このポストイットは自分のものだし使われているペンも私のもの。

ひょっとして、これは私が自分でやったのだろうか?大家に相談するべき?このアパートの他の住民にも訊いてみるべき?


 念のため、大家からの古い手紙を調べてみた。するとその筆跡がポストイットのものとそっくりなように見えた。

 もしかしたら大家が部屋に忍び込んでいるのかもしれない。でもなぜ監視カメラには誰の形跡も映らないのだろう?

アパートで不気味な体験をした女性の話

犯人は自分。一酸化中毒による記憶障害によるものだった

 この投稿に対して、さまざまなコメントが寄せられたがほとんどは混乱したものだった。だがその中で、あるユーザーが天才的な提案をした。

あなたの家の寝室は、異様に狭くて窓もないというようなことを言っていたけれど、寝るときに換気が十分でないとか、建物全体に一酸化炭素が漏れている可能性はありませんか? 

手ごろな値段の一酸化炭素検出機(ひとつもっているべき)を使えばすぐにわかりますよ。たぶん、ひどい頭痛もあるのではないでしょうか?


 確かにひどい頭痛があった。そして投稿者はまだ箱から出していない一酸化炭素検出器を持っていた。そこで検出器を使ってみた。

 それから9時間以上後、この一連の不気味な出来事の原因は一酸化炭素だったことがはっきりわかって驚いたと、再び当人が投稿した。

 寝室で一酸化炭素検出器を作動させたところ、100ppmの値を示したという。70ppm以上になると、一酸化炭素中毒の症状が現われ、150ppm以上になると生命の危険があるという。

 長期間一酸化炭素を吸い続けることによって、死なないまでも記憶障害や意識を失うことがあるらしい。

 ポストイットのメモは、投稿者自身が書いたものだったことがわかり、一酸化炭素のせいで記憶障害が起こり、書いたことを忘れてしまっていたと考えられる。朦朧としている為文字も自分の物には見えなかったのだろう。

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 そして投稿者は最後にこう投稿した。

私は自分が一酸化炭素中毒になっているのに気が付かず、潜在的に大家にストーカーされていると思い込んでいたのかもしれない。

人間の記憶は曖昧なものだ。不可解なことが起きたらとりあえず一酸化炭素濃度を検出してみようという教訓となった。またネットの力で、知らない誰かに救われることがあるということも教えてもらった。

/ written by konohazuku / edited by parumo

 
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