アパレル店での買い物が苦手な人のあるあるを描いた漫画「陰キャVS服屋の店員さんあるある」がSNS上で話題となっています。アパレル店での買い物が苦手な陰キャの女性。店員に話しかけられるとすぐ帰ったり、会話をしても話が続かなかったり…という内容で「分かります」「元店員だけど私も苦手」「陰キャあるある」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

おしゃれな空間にいるだけで緊張

 この漫画を描いたのは、シブヤツキミ(ペンネーム)さんです。インスタグラムブログ「シブヤツキミブログ」で日常漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

シブヤツキミさん「高校生の頃から時々描いていました。昔から絵を描くのが好きだったので、簡単なものなら小学生の頃も描いていたと思います。『千と千尋の神隠し』を見て衝撃を受けたのもきっかけの一つです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

シブヤツキミさん「同じようになってしまう人もいるかな?と思ったのがきっかけです。いつも、店員さんに話しかけられると挙動不審になってしまい、常々、『私ヤバイな』と思っていたので漫画にしました(笑)」

Q.話しかけられたらすぐ帰るとありますが、どうしても服を買いたいときはどうするのですか。

シブヤツキミさん「話しかけられたら短く会話をして、ササッと試着をして、決まればすぐに買います。そこで決まらなければすぐに店を後にして、後日また行きます。そして、素早く買います(笑)買い物を素早く済ませるという謎のスキルが身に付きました」

Q.なるべく自由にお店を見て回れるように、工夫していることはあるのでしょうか。

シブヤツキミさん「話しかけないでほしいオーラを出しながら素早く見ます(笑)あとは、申し訳ないですが会話を手短に終わらせます」

Q.特に苦手な接客はありますか。

シブヤツキミさん「ずっと話しかけられ続けられるのが苦手です。ただ、最近はあまりそういうことはないので、おそらく、店員さんも配慮してくださっているんだと思います。申し訳ないですがありがたいです」

Q.逆に、どんな接客であればゆっくり見られるのでしょうか。

シブヤツキミさん「とにかく話しかけられないと楽です。おしゃれな空間にいるだけで緊張マックスなので…(笑)でも、いろいろなコメントを頂き、勇気が出てきました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

シブヤツキミさん「共感のコメントが多かったです。皆さまの実体験や店員さん側の意見も聞けて面白かったです。店員さん側も結構配慮してくださっていたり、『怖がらなくていいんだよ』という旨の意見をくださったりして、『おしゃれなお店でも前よりは堂々とするぞ!』と勇気が出ました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

シブヤツキミさん「今はエッセー漫画が多いので、いつか創作キャラクターで漫画を描いてみたいです。ずっと楽しい漫画を描き続けたいです。また、LINEスタンプも作ってみたいです」

オトナンサー編集部

漫画「陰キャVS服屋の店員さんあるある」のカット=シブヤツキミ(shibuyatsukimi)さん提供