パンデミックの影響で職を失い苦しい思いをしている人が多い中、アメリカに住むある男は仕事に行くことが苦痛でならなかったようだ。この男は出勤しなくても済むように自分が誘拐されたように見せかけることを思いついた。『Mirror』『NBC12』などが伝えている。

アリゾナ州ピナル郡クーリッジ市で現地時間の今月17日、タイヤ工場に勤務するブランドンソウルズ(Brandon Soules、19)が誘拐を偽装したとして逮捕された。

ブランドンは同月10日にクーリッジ市内の荒地で口の中にバンダナを詰め込まれ、両手を背中で縛られた状態で地面に横たわっているところを通行人に発見され、警察が駆けつける事態となった。彼は警察に「マスクを被った2人の男に誘拐された」と訴えた。

さらにブランドンは「朝、自宅前で頭を突然殴られて車に乗せられた。犯人は父親が町のどこかに隠した大金が目的だった」と供述した。

しかし警察が彼の自宅近くの監視カメラを確認したところ、ブランドンの供述と食い違う事実を発見し、誘拐は偽装だったことが判明した。そしてブランドン本人も自分が嘘をついたことを認めた。

警察によると、ブランドンテキストメッセージに誘拐された証拠を残すなど巧妙に見せかけていたそうだ。また誘拐を偽装した理由が「仕事に行きたくないため」だと白状した。

これによりブランドンは逮捕され、勤務先からも解雇されてしまった。皮肉にも彼は望んでいた通り、仕事に行かなくて済むことになったのだ。

警察では市民の心配を取り除くために誘拐は偽装だと発表し、次のように声明を出している。

「私たちの地域社会は安全であり、マスクを被った2人組の誘拐犯は実在しませんでした。この事実をマスコミを通じて知らせることは非常に重要だと思いました。」

「今回の事件は恐怖を煽り、警察、消防、救急車、そして彼が自分自身で体に傷つけた治療を行う病院スタッフの手間や薬など、全てが無駄足を踏んでしまったと言えます。」

画像は『Mirror 2021年2月26日付「Man faked his own violent kidnapping ‘because he didn’t want to go to work’」(Image: Coolidge Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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