リバプールユルゲン・クロップ監督がプレミアリーグでの久々の勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプール2月28日に行われたプレミアリーグ第26節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦。リーグ4連敗中と絶不調のリバプールだったが、この日はMFカーティス・ジョーンズのゴールで先制に成功すると、追加点もマークし、2-0のスコアで勝利した。

この結果、5試合ぶりの勝利を飾り、4位との勝ち点差を「2」まで縮めたクロップ監督は試合後、勝利を喜ぶと共に、先制点のシーンではゴールが取り消される可能性を考えていたと明かした。

「このチームの一体感を疑ったことはなかった。世界なんてこんなもので、試合に勝てば一体感を持っていると皆が知り、勝てなければそれがないと思われる。実際はそんな単純なものではないんだ。今回も特別な1週間だったよ」

「カーティス(・ジョーンズ)の『このゴールを(父親が急逝した)アリ(アリソン・ベッカー)に捧げる』と言うコメントはとても良かった。だが、もちろん、アリのためだけでなく、我々がすべてを試せばこうした結果になるのは明らかだった」

「この勝利は非常に大きい。上位のチームに近づくには明らかにポイントが必要だった。2つのゴールはディフレクトしたボールと、明らかに相手全員がボールは外に出たと勘違いしたゴールだった。私の記憶が正しければ、シェフィールドの選手はその瞬間、皆が立ち止まっていたはずだ」

「私がゴールを喜べなかったのはより良いポジションにいた彼らがゴールキックだと思っていそうだったからだ。それに、シェフィールドのベンチがiPadで映像を見ていて、『ボールはアウトだ』と言っていた。だから、私も『そうか、ボールは出ていたんだな』と思ったよ。ボールが出ていなかったと知ったときは大きな驚きだった」

また、クロップ監督は先制点を記録したC・ジョーンズプレーについても言及。より決定的な仕事を求めていたと語りつつ、その期待に選手が応えたことを喜んだ。

「カーティスには多くの可能性がある。ポテンシャルは並外れているからね。今週もたくさん話し合いの場を持ち、ビデオセッションも行った。彼はボールの扱いがとてもうまく、コントロールも良い。だが、決定的な場面でもっと活躍する必要があると話したんだ。だから、今夜はそれがうまくいったことに満足している」

サムネイル画像