マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督が不満を口にした。クラブ公式サイトが伝えている。

ユナテッドは28日に行われたプレミアリーグ第26節でチェルシーと対戦。13ポイント差の首位マンチェスター・シティを追っていくためにも勝利で飾りたい一戦だったが、こう着状態を最後まで破れず、ゴールレスドローに終わった。

リーグ戦でのアウェイ連続不敗を20試合(13勝7分け)に伸ばしたが、ここまで未勝利のビッグ6戦(5分け2敗)でまたも勝ち切れずの結果に。2位の座をより確固たるものにするチャンスも逸したスールシャール監督は試合後、結果を嘆いた。

「十分にゴールを決められていないのは確かだ。アウェイでクリーンシートをやってのけたわけだが、チームの次なるステップは今日みたいな試合でゴールを決め、勝ち切ること。3ポイントが必要なのだ」

「PKのチャンスが与えられるべきだったとも思う。それに関してはブルーノ(・フェルナンデス)を支持する。しかしながら、後半に作った4、5回のチャンスでパスの数が足りず、質を欠いてもいた」

ノルウェー指揮官はまた、15分にチェルシーイングランド代表FWカラムハドソン=オドイが自陣ボックス内でハンドした疑いがかけられ、VAR加入の結果、PKなしのジャッジが下った場面に言及。不満を吐露した。

「PKのチャンスを与えられたかもしれない。それは非常に明らかだったから、なぜ主審がPKを宣告しなかったのか理解に苦しむ。きっと手の位置が自然なポジションにあったと考えたのだろう」

「もう過ぎたことだが、PKのチャンスが与えられるべきだったのは明白だったと思う。ここ数カ月、PKのチャンスが与えられ過ぎていると騒がれて以降、その数が減っているのが少し気がかりだ」

「監督がレフェリーの判定に影響を及ぼすようなことがあってはならない」

さらに、「監督なら自然だと思うが、チームに不利な判定があれば反論したくなるもの」とも語り、結果的にこの試合の結末に大きく直結したPKなしの判定に対する不当性を主張している。

「私は審判がそうした反論に影響されないと信じてもいるだが、今日のジャッジに関してはビデオをチェックして驚いた。その瞬間はPKだと思わず、その理由をわかってもいたが、ビデオで見直してみると、手の位置は不自然だった」

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