建設現場でまず徹底しなければならないのは「安全管理」だ。日本では現場ごとに、危険を見越した様々な対策が取られている。中国メディアの網易は21日、「日本の建設現場は事故が少ない」と紹介する記事を掲載した。

 記事によると、日本の建設現場で事故が少ないのは、3つのことが徹底しているからだという。まずは「職業技能訓練の実施」だ。日本では、新入社員はまず技能と安全教育を学んでから現場に出るが、中国では直接現場に入るため、知識不足で事故が起こりやすいようだ。
  
 2つ目は「社会保険」だ。日本では建設業者も社会保険に入るため、安心して働くことができると伝えた。中国では建設作業員のほとんどが労災保険しか加入していないと指摘。日雇い労働者も多く、十分な保障がないまま危険な作業に当たっている。大きなリスクを抱えながら仕事していると言えるだろう。

 3つ目は「危険を未然に防ぐ努力をしていること」。日本の現場では大抵5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)が求められており、現場を清潔に美しくしておくだけで安全性はかなり高められる。毎日行うミーティングや危険予知活動も、起こりうる危険を未然に想定し、情報を共有し、可視化する非常に有効な手段だと伝えた。
  
 日本では、建設業に限らずどの業界でも「問題を未然に防ぐ」のが、安全管理の基本的な対策となっている。中国では、建設作業員におもちゃのように薄いヘルメットで作業させるなど、労働者の命が軽視される傾向が強い。しかし、命は何物にも代えられないものであり、ビルの高さを競い合うより前に、作業員の命を守るほうが先決ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国と違って「日本の建設現場で事故が少ない」のはなぜか=中国