フランクフルトで取締役兼スポーツ・ディレクター(SD)を務めるフレディ・ボビッチ氏が今シーズン限りでクラブを去ることになるようだ。

現役時代にシュツットガルトドルトムント、ヘルタ・ベルリンで活躍しドイツ代表にも選出された名ストライカーのボビッチ氏。現役引退後は古巣シュツットガルトでSDや執行役員を務め、2016年にフランクフルトで現職に就いている。

ここまでの在任期間には日本代表MF鎌田大地やGKケビン・トラップ、FWルカ・ヨビッチ(レアル・マドリーからレンタル)、FWアンドレシウバといった現主力、FWアンテ・レビッチ(現ミラン)、MFケビン=プリンス・ボアテング(現モンツァ)、FWセバスティアン・アラー(現アヤックス)といった選手の獲得に尽力。さらに、2017-18シーズンにはニコ・コバチ前監督の下でDFBポカール制覇も経験している。

しかし、ドイツスカイ』は1日、ボビッチ氏が今夏のタイミングで2023年まで結ぶ現行契約を解消することをクラブ側に求めていると報じた。

その後、フランクフルト幹部のゲオルグ・ホルツァー氏は、ドイツ『Frankfurter Rundschau』などに対して、「フレディ・ボビッチは2023年までフランクフルトと契約している。我々はこれまで非常に成功してきたパートナーシップの今後の方向性について話し合っている」と、退団こそ認めなかったものの、話し合いを行っていることを認めている。

なお、ボビッチ氏の新天地は家族が住むベルリンを本拠地とするヘルタ・ベルリンとなる可能性が高いようだ。

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