(執筆:林幸奈)



電車に乗っていると、スマートフォンを見ている人がなんと多いことだろう。そう感じながら、ついつい自分も開いてしまう。また子どもに動画を見せている親もいて「こんなに小さい子も使っているのか」と驚くこともあるだろう。
令和2年の調査では、満10歳から満17歳の青少年のうち、スマートフォンを利用しているのは63.3%。0歳から満9歳の子どもでも、57.2%がインターネットを利用し、31.2%がスマートフォンを利用している。


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子どもがスマホに夢中になる背景は?


「家の中でずっと、スマートフォンを触っている」こうした子どもを放っておくと、「スマートフォンがないと不安」という依存に陥るかもしれない。
インターネットの発達により、ゲームや動画など、子どもの楽しみもスマートフォンでできるものが中心となった。SNSなどのコミュニケーションツールにより、いつでもどこでも友達と話せる。逆に返信の遅さなどから、トラブルが発生することに不安をもち、目が離せない背景もあるようだ。


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60.7%の家庭が設けるルールはどんなもの?


平成30年度の調査では、インターネットの利用に関するルールを設けている家庭は、全体の60.7%だった。0〜9歳の低年齢層では81.9%だが、学年が上がるにつれ、ルールを決めていない家庭は増えるようだ。
<参考:内閣府令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) 令和2年3月>
【主なルール】
大人の目の届く範囲で使わせる(自分の部屋では使用しない、など)
場所・時間を指定する(使用はリビングに限定・1日2時間まで、など)
利用状況・使用目的を把握している
フィルタリングを設定する
大切なのは、スマートフォンをどう使っているか、親がわかる環境をつくることだ。


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親子でスマホをうまく使うコツは?


また生活習慣同様に、スマートフォンの使用も親の習慣が手本となる。誰もがインターネットを利用する時代。自分が子どもの手本となるよう、家庭で決めたルールは親子で一緒に守り、自身の使用状況も見直そう。
子どもがSNSなどで人と交流したくなる背景にも、家庭での会話の少なさやさびしさが関係していないだろうか。家庭での会話が増えるとコミュニケーションが取れるだけでなく、学校での様子や悩みなど、子どものことを理解し、生活習慣を見直すための情報が入ってくる。スマートフォンを閉じて、向き合って会話する時間を大切にしよう。


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この記事のまとめ


・子どものスマートフォンの利用率は上がっており、10歳から17歳で63.3%、0歳から9歳で31.2%
・子どものスマートフォン依存が心配される
・どのように使用しているかが見える環境をつくろう
・なんとなくスマートフォンを開くクセはなくそ
・子どもの手本となるよう、親も使用状況を見直そう


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【今回のコメンテーターからのご意見】


・東風安生(こち・やすお)
『哲学の時間:「考える力」が必ず身につく15講義』 の著者。横浜商科⼤学教授および教職課程センター長



都生活文化局都政モニターアンケートの結果(H26)を見ると、守られていないルールやマナーとして「歩きスマホ等いわゆる『ながらスマホ』をしない」は大人77.9%、子ども66.3%。「公共の場でスマホや電話をマナーモードにする」は大人51.4%、子ども30.5%で、子どもより大人の方が守られていない。
また、家庭の教育力が低下したわけを尋ねると、第1位の理由は61.5%で「親自身に正しいルールやマナーが身についていない」。第2位は47.5%で「親自身の責任感や心構えができていない」という結果が示された。
一方、石川県の小中学生の保護者約200名に道徳教育に関する調査(H30)を実施した結果、保護者は学校の道徳教育に対して大変好意的に受け止めていることがわかった。


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