「女王陛下の007」(69)でボンドガールを演じた女優アンジェラ・スコーラーが酸性の洗浄剤を飲み、4月に死亡していたことがわかった。BBCが報じている。

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 享年65歳。スコーラーは長年アルコール依存症とうつ、借金など悩みを抱えていた。今回の件を検視官は“精神的バランスが崩れた時の衝動的な行為”だとし、自殺を試みたのではないと判定している。直接の死因は、腐食性物質の摂取と多発性骨折によるもの。

 スコーラーは2008年にがんを診断されたが、その後手術と治療によって完治した。しかし、亡くなる数カ月前より病気の再発を恐れていたという。また長年、アルコール依存症と闘っており、亡くなる数週間前には飲酒運転による自動車事故を起こしていた。当時、彼女は躁鬱病の投薬中だった。

 夫であり俳優のレスリー・フィリップス(「トゥームレイダー」)は、書面で「スコーラーが“アルコール依存症”であったことを除けば、夫婦生活は幸せに満ちていた」と妻の死を悼んだ。

心よりご冥福をお祈りします

元ボンドガール、アンジェラ・スコーラー (C)AFLO