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ディロン・テレボンヌ/(C)LAFOURCHE PARISH SHERIFF’S OFFICE

ルイジアナ州で、走行中の車が高速道路の中央分離帯に赤ちゃんを置き去りにするという許しがたい事件が起きたが、別の車のドライバーが身の危険を顧みず救出に駆けつけた。

地元紙「The Houma Courier」によると、ルークデュフレーンさん(23)は先月末、仕事に向かうために高速道路を走行していたところ、路肩に停まっている車を目にした。バックミラーを見ると、男が赤ちゃんをベビーシートごと中央分離帯に置いて逃走したため、デュフレーンさんはその場でUターンして中央分離帯に乗り上げて赤ちゃんのもとへと急行した。

「この道路が危険だということはわかっていたので、赤ちゃんの前に僕のトラックを置いたんです。赤ちゃんを持ち上げていると、2人の女性が駆け寄ってきました。1人は目撃者で、もう1人は母親でした」

ラフォーシュ・パリッシュ保安官事務所の発表によると、母親は赤ちゃんを連れて交際相手のディロン・テレボンヌ(27)と共にSUVに乗っていたが、道中で口論に。テレボンヌは車を停めて助手席側に回り、母親の首を絞めるなどの暴力を振るった挙げ句、母親を置き去りにして走り去り、その直後に赤ちゃんを放り出したという。目撃した女性が母親を乗せてテレボンヌを追いかけ、デュフレーンさんと合流したという顛末だ。

その日の夜にテレボンヌは逮捕され、現在はラフォーシュ・パリッシュ矯正施設に収容されているという。DVや児童虐待で訴追予定だが、余罪があると見て捜査が続けられている。母子は保護され、安全な場所で暮らしているとのことだ。