2月25日に発売されたNintendo Switchの人気ゲーム『牧場物語オリーブタウンと希望の大地』について、手掛けたプロデューサーが公式サイト上で謝罪し、話題になっている。

 人気作の5年ぶりとなる完全新作。発売前から大きな話題となっていたが、発売後、ユーザーからは「ロード時間が長い」などの批判を集めていた。

 そんな中、3日に公式サイト上にアップされた「プロデューサーレター」。そこでは「長きに渡り新作を心待ちにして下さっていたにも関わらず、そのご期待に沿わない不具合、ロード時間の長さ、システム上の不便さなどがゲームへの没入感を阻害し、多くの厳しいご意見を頂く形になってしまった」と明かされており、プロデューサーは謝罪。今後、更新データを配信することが報告されていた。

 しかし、この発表にユーザーからは「ロード時間なんかよりもっと不快になるものがある」「動物を貶めるような表現には本当にがっかりしました」「イベントが起こるたびにこのゲームのことが嫌いになってます」という声が上がっている。

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 実は、ユーザーの中で特に問題となっているのは、ゲーム内の倫理観について。本作には結婚制度があるが、離婚を選択すると、結婚自体がなかったことになり、子どもがいる場合も、2人の間に生まれた子どもはなかったことになる。

 また、イベントの中で登場人物が「ネコを大量に育てて、オスの三毛猫を手に入れる」「飼ってりゃ勝手に繁殖するだろうし、来年は1万匹だ」と希少価値の高いオスの三毛猫を金儲け目的で繁殖させようとしたり、「ウシにカレーを食べさせ続け、ミルクをカレー味にし、それをチーズに」という趣旨の提案をしてくる登場人物もいた。

 動物好きのユーザーからは、以前から不快感を訴える声が続出していたのにも関わらず、その点に関する詳しい説明がなかったことから、一部視聴者から批判を集めてしまったようだ。

「プロデューサーレター」には、改修案の目途が立っている内容として、「一部会話テキストの修正および追加」と記されていたが、果たして批判を集めたセリフや設定は変更されているのだろうか――。

記事内の引用について
牧場物語オリーブタウンと希望の大地』公式ブログより
https://news-bokumono.marv.jp/

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