バイエルンに所属するドイツ人GKアレクサンダー・ニューベルは、来季にモナコへと期限付き移籍する可能性があるようだ。4日、ドイツ誌『kicker』が報じた。

 現在24歳のニューベルはパダーボルンの育成組織出身で、2015年にシャルケへ完全移籍。同クラブでは若くしてキャプテンを務めるなど中心選手の一人だったが、契約満了に伴い、昨年夏に2025年6月30日までの契約でバイエルンへとフリー移籍した。

 しかし、バイエルンではドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの存在もあり、出場機会をほとんど得られていない。『kicker』によると、バイエルンとニューベルは契約時に10試合の出場で合意していた模様だが、公式戦出場はチャンピオンズリーグ(CL)の1試合とDFBポカールの1試合のみ。同選手の代理人を務めるステファン・バックス氏は、「この状況には満足していない。これ以上ニューベルが出場しないのならば、夏にレンタル移籍で去ることも検討せざるをえないだろう」と、現状への不満を公にしている。

 そんなニューベルのレンタルには、昨年11月までバイエルンを指揮していたニコ・コヴァチ監督率いるモナコが関心を示しているようだ。モナコリーグ・アンで現在4位。10試合を残してCL出場圏内の3位リヨンとは勝ち点差「4」、5位RCランスとは勝ち点差「11」」となっており、来季のCLまたはヨーロッパリーグへの参戦が濃厚な状況にある。

バイエルンで出番のないニューベル [写真]=Getty Images