玉木宏が、2021年4月スタートの木曜ドラマ「桜の塔」(毎週9:00‐9:54、テレビ朝日系)で主演を務めることが分かった。玉木史上、最もダーティーなキャラ・上條漣を演じる。脚本を務めるのは、「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」(2019年、日本テレビ系)でネット社会の闇に警鐘を鳴らし、東京ドラマアワードグランプリなど数々の賞を総なめにした今最も旬な脚本家・武藤将吾。武藤と玉木が仕掛ける新たな警察エンターテインメントがこの春、始まる。

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同ドラマは、木曜ドラマ枠で放つ完全オリジナルドラマ。警視庁を舞台に、その頂点(警視総監)を目指し巻き起こる、組織内のパワーゲームを描きながら、野望と正義が入り乱れる究極の人間ドラマを描く。

玉木が演じるのは、幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになった警視庁捜査共助課の理事官・漣。ゆくゆくは、ほかでもない自分が警視総監になるため、まずは自らが属する派閥のトップが警視総監になることが出世の近道と考えた上杉は、どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し、「野望の階段」を駆け上がっていくことになる。玉木は漣が奇麗ごとだけでは片付けられない、人間心理の暗部にも深く斬り込みながら、「悪魔に魂を売った男」を完全立体化する。

■広末涼子が玉木宏幼なじみに!

警察内部の出世バトルを描く「桜の塔」では、エンタメ界の猛者たちによる「壮絶な芝居合戦も開幕。今回、玉木を筆頭に、豪華な実力派キャストが集結した。

主人公・漣の幼なじみで、正義感に燃える警視庁捜査一課の水樹爽を演じるのは広末涼子。 野心に燃える漣と対立しながらも、ひそかに彼を思う爽は“漣の野心に火を点けた過去”を唯一知る人物でもある。そんな“キーパーソン”を時に凛と、時に繊細に、広末が丹念に演じる。

一方、漣と爽の関係性と出世レースの両面で、不穏な一石を投じそうな存在・千堂優愛を演じるのは仲里依紗警視庁刑事部長を父に持ち、ほしいものは何でも手に入れてきた彼女は、漣の魅力に取りつかれ固執していく。

さらに、権力闘争の中心に鎮座するスリートップを、圧倒的存在感をもって演じるのは光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平。光石演じる「東大派」の警務部長・吉永晴樹、吉田演じる「薩摩派」の警備部長・権藤秀夫、そして椎名演じる「外様派」の刑事部長で、漣に目をかける千堂大善。三者三様の攻め方で虎視眈々と警視総監の座を狙う。

また、漣に徹底マークされる銀行強盗事件の被疑者・蒲生兼人には森崎ウィン、漣の情報屋として暗躍する刈谷銀次郎には橋本じゅん、漣を気に掛ける銀座の高級クラブのママ・小宮志歩には高岡早紀をキャスティング。彼らはさまざまな場面で、絶妙スパイスを効かせ、さらにドラマを盛り上げていく。

玉木宏が「桜の塔」で“野望の階段”を駆け上がるエリート警察官を演じる/(C)テレビ朝日