長いカウントダウンがついに始まりました。

立体交差で踏切の役目受け継ぐ

東京都は2021年3月5日(金)、北区中里で山手線をまたぐ道路の建設事業に着手すると発表しました。

これは北区西ヶ原一丁目から荒川区西日暮里四丁目に至る都市計画道路補助第92号線のうち、未整備である160m区間にあたります。

今回の事業区間のすぐ近くには、山手線にある唯一の踏切「第二中里踏切」があります。道路の遮断時間が長い「開かずの踏切」であり、線路立ち入りによる電車運行への影響も大きいことから、国土交通省は2017年にこの踏切を「改良すべき踏切道」に指定。JR東日本と北区は2020年12月、線路をまたぐ橋梁の完成後、踏切を廃止することで合意していました。

なお、事業区間の完成までには10年ほど見込まれると言われており、この踏切の見納めはもうしばらく先になりそうです。

今回事業着手となる都市計画道路の中里工区(画像:東京都)。