6日、明治安田生命J1リーグ第2節のFC東京vsセレッソ大阪味の素スタジアムで行われ、3-2でFC東京が勝利した。

開幕戦では浦和レッズとアウェイで対戦し、1-1の引き分けに終わったFC東京。一方で、開幕戦はホームで柏レイソルに勝利したものの、ミッドウィークに行われた前倒し開催の第11節で川崎フロンターレに逆転負けを喫したC大阪の一戦となった。

FC東京は開幕戦から1名を変更。渡邊凌磨に代えてYBCルヴァンカップでゴールを決めた田川亨介を先発起用した。

対するC大阪は開幕戦の柏戦と同じ11名をピッチに送り、2戦連発中のFW大久保嘉人は3試合連続での先発となった。

立ち上がりからリズムを掴んだのはFC東京セカンドボールの回収から、C大阪陣内でのプレー回数が増えていく。

すると9分、FC東京はFKからレアンドロがクロスこれを森重がボックス内でヘディングで合わせるも、わずかに枠の上を越えていく。

中盤での攻防が続く中、C大阪は一瞬の隙を突いてゴールを奪う。14分、クリアボールを拾った坂元が右サイドから左足でクロス。上手く抜け出した大久保ダイビングヘッドで合わせゴール。大久保の3試合連続ゴール、2試合連続で古巣相手のゴールでC大阪が先制した。

ペースを握りながらも先制を許したFC東京。21分にはやや遠目の位置からのFKをレアンドロが直接狙うが、このシュートは枠を捉えられない。

35分にもレアンドロが見せる。ボックス手前でディエゴ・オリヴェイラ、田川と細かくパスをつなぎ、拾ったレアンドロが窮屈な姿勢からシュート。しかし、これは枠を越えていく。

C大阪も右の坂元を中心に攻撃を仕掛けるが、なかなか追加点を奪えない。ピッチがスリッピーなせいもあり、ミスも散見されてしまう。

C大阪の1点リードで迎えた後半、FC東京はMFアルトゥール・シルバを下げてDFジョアン・オマリを投入。森重を1つ上げてアンカーで起用する。

それでも最初の決定機はC大阪。49分に自陣からパスを繋ぐと、清武がドリブルで持ち上がり、最後はボックス内から左足シュート。しかし、これはサイドネットを揺らす。

FC東京は52分、ボックス内右で囲まれるも粘ってマイナスのパス。これを受けた田川が引きつけて横パスを出すと、レアンドロもシュートが打てず横へ。これを小川が左足で狙うも瀬古がブロックする。

それでもFC東京は54分にスコアを動かす。森重からのスルーパスに田川が反応。これは通らないものの、DFのバックパスがGKキム・ジンヒョンへ。田川が追いかけると、キム・ジンヒョンはヒールでコントロールしようとするも失敗。その後パスを出そうとしたが、スピードに乗った田川が一気に間合いを詰めて押し込み、FC東京が同点に追いつく。

それでも58分、右サイドで坂元がボールを持つと、スルーパスに抜け出た大久保がボックス右からマイナスのパス。これを清武がスルーすると、後方から走りこんだ原川が右足一閃。これが決まり、追いつかれたC大阪がすぐさま勝ち越しに成功する。

勝ち越されたFC東京は攻勢を強めると、69分にボックス手前で安部が倒されてFKを獲得する。これをレアンドロがキッカーを務めると、GKキム・ジンヒョンの裏をかいて壁のないコースに蹴り込み、FC東京が同点に追いつく。

そのFC東京は勢いを見せると、77分にはドリブルで中央を持ち上がった三田がボックス手前から左足シュート。しかし、これはブロックされる。

さらにFC東京は83分、ドリブルで持ち上がったアダイウトンがボックス左からクロス。これをファーサイドで永井がヘッド。しかしGK波多野がワンハンドセーブ。こぼれ球を永井が拾い、最後はレアンドロがボックス内からシュートも、西尾が顔面ブロックを見せて得点を許さない。

互いに勝ち越しゴールを目指すがなかなかスコアが動かず。引き分けかと思われた後半アディショナルタイム3分、ボックス左でFKを得ると、レアンドロがクロス。柔らかいボールをニアサイドで森重がヘディング。これが決まり、土壇場で勝ち越しに成功。そのまま試合は終了し、3-2でFC東京が勝利した。

FC東京 3-2 セレッソ大阪
FC東京
田川亨介(後9)
レアンドロ(後26)
森重真人(後48)
C大阪
大久保嘉人(前14)
原川力(後13)