2020年2月から新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が日本でも感染拡大し、私たちの日常生活は一変しました。

多くの人が外出を控えるようになった影響で、多くの行事やイベントが中止に。飲食物の消費も減少し、経済は傾き始めているとされています。

農水省の『踊ってみた動画』がハジケすぎと話題に

『霞ヶ関初の官僚系YouTuber』として、YouTubeに動画を投稿している農林水産省(以下、農水省)。

2021年3月5日農水省のYouTubeチャンネル『BUZZ MAFF』に「国家公務員踊ってみた」と称した動画を公開しました。

いわゆる『やってみた』系動画は、ジャンルとしては決して珍しくはありません。しかし、お堅いイメージを持たれがちな国家公務員のハジケっぷりに、ネットからは反響が上がっています。

今回、農水省がスポットを当てたのは日本酒。動画によると、コロナウイルス感染拡大の影響で、日本酒の消費量は大幅に減少しているそうです。

そこで農水省は『日本酒造組合中央会』から楽曲を借り、生産者と一緒に踊ることで日本酒の素晴らしさをアピール!和楽器とラップの組み合わせがオシャレです。

動画の概要欄には、『日本酒ダンス』の歌詞が掲載されています。

毎年我が娘を送り出す気持ちで作ってたのを思い出す。

my酒米。来年は作れないかもしれない。なぜならば飲まれない。

あーショックだ。外食ができない。食卓で消費されたい日本酒

在庫に泣いてた。covid-19に負けるか見てろよこの踊り。

BUZZ MAFF ばずまふ ーより引用

ちゃんと韻(いん)を踏んだ歌詞からは、生産者にとって我が子同然に大切な日本酒への深い愛や、コロナウイルスに対する憎しみが伝わってきます!

そしてもう1つ注目すべきものは、農水省の職員によるダンス。中にはスーツ姿でキレキレのダンスを披露する職員もいて、見入ってしまいます。

動画の最後には、職員からのメッセージも。この動画の撮影には、およそ500分もかかったといいます。

農水省の熱い想いが伝わる動画は拡散され、多くの人から称賛する声が上がりました。

日本酒を箱買いしたくなった!この動画に乾杯します!

農水省や生産者の熱い想い、受け止めました。今日は日本酒を買って帰ろうと思います。

・『BUZZ MAFF』のファンなので、「すごっ、オールスターじゃん!」と興奮してしまった。

この動画を見て、「グイっと1杯飲みたい!」と思った大人もいるのではないでしょうか。

応援の気持ちを込めて、各地域の名酒を取り寄せてみるのもいいかもしれませんよ!


grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。

grape『日本がんばれ応援団』特集


[文・構成/grape編集部]

出典
【農水省】国家公務員も踊ってみた〜日本酒ダンス〜
BUZZ MAFF ばずまふ スクリーンショットより