米中央情報局(CIA)が真剣に開発した水中無人探査機のチャーリー(Charlie)さんは、なにこれ欲しい!!と思わせるほどの愛くるしい動きをしているんだ。実際のナマズそっくりに作られたチャーリーさんは、耐久性、自律性、操作性にも優れ、水中を目立たずに泳ぐことができるんだ。いったいどんな任務に使うのかと思いきや、CIA当局者は「チャーリーの任務はいまだに機密情報になっており、話せない」とのことで、今どこで何をしているのかは謎に包まれているんだ。
チャーリーさんの全長は約60センチ。水圧に耐えられる構造になっており、尾っぽの部分に無線機が取り付けられているそうだ。
Charlie: CIA's Robotic Fish
また、CIAが1970年代に開発をしていたスパイグッズとしては、トンボに似せた小型盗聴機もあったそうだ。
The Insectothopter: The CIA's dragonfly spy drone from the 1970s
最初はハナマルバチをモデルにしていたんだけども、それだと走行の安定性が悪いのでトンボに変更。時計メーカーが開発した超小型推進機を装備し、トンボそっくりに羽根を羽ばたかせるなど精巧な動きが売りだったんだけれど、飛行中に風がかすかにそよいだだけで流されてしまい、目標物にたどり着けないという致命的な弱点を克服できず、実際のスパイ活動には使用されなかったという。
盗聴用トンボロボット。名前はついてないみたいだ。
サイエンス&テクノロジーの記事をもっと見る
現実がシミュレーションであることを証明するAIアルゴリズムを作成した物理学者 - カラパイア
2025年、人工重力を利用した宇宙ホテルを建設が始まる。宇宙旅行時代がもうすぐやって来る! - カラパイア
コメント