手島千尋アナウンサーパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。2月20日(土)の放送では、政府の地震調査委員会委員長の平田直先生に「東日本大震災の余震」について伺いました。


※写真はイメージです



2月13日(土)。福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が起きました。関東でも震度4を観測した地域があり、東日本大震災の揺れを思い出した……という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この地震は、まもなく10年を迎える東日本大震災の余震と考えられており、平田先生は「全世界でこれまでに観測されたマグニチュード9以上の地震は、5回しか知られていないんですね。東北の地震は4番目に大きい地震と言ってもいいのですが、このように非常に大きい地震は広い範囲で影響を及ぼします。同時に時間的にも長い時間、影響を及ぼしています。

東北の地震は非常に大きかったので、10年経っても大きな余震を発生させる能力があります。いまの状態は実は地震直後に比べると余震の数は減っているんですけど、まだ多いので、ちょっと長めに言えば10年ぐらいは気をつけたほうがいいです」と警鐘を鳴らします。

気象庁によると、東日本大震災の余震とみられる震度1以上の地震は、2月11日(木・祝)までに1万4,590回にのぼることがわかっています。この余震のうち、震度5弱よりも大きかった地震は80回。去年の3月11日以降で最大震度5弱の余震は4回起きています。

さて、今回の地震は夜遅くに起こりました。ベッドのなかにいてびっくりして起きた、という方もいたのではないしょうか? 平田先生は地震が夜に起きた場合の行動についてこう話します.

「特に夜は真っ暗になりますから、慌てて廊下に出たり外に出たりすることは非常に危険です。最初の3分間はとにかくじっとして、物が上から落ちてきても大丈夫なように、身をかがめて安全を確保することが大事です。しばらくすると揺れは一旦収まります。そのときにきちんとどうするかを判断しなければいけません。

もし耐震化されていない家に住んでいる方は、最初の地震で倒れなくても、次の強い揺れで倒れてしまうかもしれませんので、いち早く外に出なければなりません。新しい家(耐震化している家)は、すぐには倒れません。むしろ家が倒れるよりは“家具が転倒して怪我をする”“慌てて階段から落ちてしまった”ということがないようにするのが大事だと思います」

夜の地震では、パニックにならないように、落ち着いて冷静に行動することが大切です。もし、寝ているときに地震の揺れを感じたら……布団のなかで枕や布団で頭をおおって守りながら、揺れが収まるのを待ちましょう。また、寝室には大きな家具はできるだけ置かないようにしてください。

また、夜の地震は暗いなかで起きるため、寝ているそばに防災グッズを置いておくことがポイントになります。用意しておきたい防災グッズは、懐中電灯スリッパ、運動靴、ヘルメット、帽子、軍手、助けを呼ぶ笛、携帯電話などです。

寝ているときに起こる地震は、昼の地震に比べて、実際の震度より大きく感じる傾向があると言われています。いつ大きな地震がくるかわかりません。あらためて、家族で地震が起きたときの行動手順や、防災グッズは揃っているかなどを確認してくださいね

<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/
震度5弱以上が80回…“東日本大震災の余震”に専門家が警鐘「今後10年間は注意を!」