プレミアリーグ第27節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsレスター・シティが6日にアメリカン・エクスプレス・スタジアムで行われ、アウェイのレスターが1-2で逆転勝利した。
 
直近2戦未勝利に負傷者に悩まされる3位のレスター(勝ち点50)が16位のブライトン(勝ち点26)のホームに乗り込んだ一戦。前節、バーンリー相手に1-1のドローに終わったレスターは、その一戦からチョードリー、メンディに代えてフォファナとプレミア初先発となる19歳MFタバレスを起用した以外、同じメンバーを起用した。
 
試合は立ち上がりから攻勢を仕掛けるブライトンが良い入りを見せると、早い時間帯に先制点を奪う。10分、レスターの自陣でのスローインを撥ね返してボックス手前でモペイが粘ってゴール前のスペースへボールを送ると、これに反応したララナの右足のシュートがゴール左隅に決まった。
 
ララナに移籍後初ゴールを献上して2試合連続で先制を許す展開となったレスターは、すぐさま反撃を開始。両ウイングバックの攻撃参加に加え、ヴァーディが積極的にスペースを狙った動き出しを見せ、相手守備に揺さぶりをかける。36分にはイヘアナチョからのフィードをボックス内のヴァーディが頭でマイナスに落としたボールを、タバレスが抑えの利いた見事な右足ボレーで合わすが、これはGKサンチェスビッグセーブに遭う。
 
その後、前半終盤にかけては再びブライトンが押し返し、40分にはグロスのFKに反応したララナのバックヘッドが左ポストを叩く。さらに、43分にはララナの絶妙なワンタッチスルーパスに反応したモペイがGKとの一対一を見事なチップキックで制すが、これはわずかにオフサイドラインを越えており、追加点とはならなかった。
 
後半もボールを握って押し込むレスターは53分にショートカウンターからボックス左に抜け出したイヘアナチョに決定機も、ここはシュートを枠の左に外してしまう。それでも、前節のバーンリー戦でファインゴールを決めて勢いに乗るナイジェリア代表FWが2度目のチャンスを生かし切る。
 
62分、ティーレマンスからの絶妙なスルーパスに反応したイヘアナチョがゴール前に抜け出すと、飛び出したGKのポジショニングを冷静に見極めて絶妙な左足のループシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
 
イヘアナチョの2試合連続ゴールで追いついたレスターは72分にタバレスを下げてオルブライトンを最初の交代カードとして切る。対するブライトンマク・アリステル、モペイに代えてアルザテ、ウェルベックを投入し、こちらも勝ち点3を奪いに行く采配を見せる。
 
すると、80分にはブライトンビッグチャンス。カウンターからボックス右でボールを持ったグロスがDFを引き付けて丁寧な横パスを送ると、これをフリーのララナが左足で蹴り込むが、枠の左を捉えたシュートはGKシュマイケルビッグセーブに阻まれた。
 
守護神のビッグプレーで何とか窮地を凌いだレスターは試合最終盤に思わぬ形から伏兵に劇的ゴールが生まれる。88分、左CKの場面でキッカーのオルブライトンが高い弾道のボールを入れると、飛び出したGKサンチェスがボールを触れずにファーへ流れたところをアマルテイがお辞儀のような形のヘディングで合わせてゴールネットへ流し込んだ。
 
そして、アマルテイの2016年12月以来、1540日ぶりとなるプレミア2点目で試合を引っくり返したレスターが、このまま逃げ切って2-1の勝利。苦しみながらも3試合ぶりの白星を挙げて暫定2位に浮上した。

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