慰安婦問題や徴用工問題、半導体素材の輸出管理強化など、日本と韓国との間にはなにかと衝突が多い。中国メディアの騰訊はこのほど「日本は韓国をいじめている」と主張し、その理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、国際社会の理想は助け合いだが「現実は弱肉強食」で、日本はその典型的な例であると主張。日本は実力主義の国で「弱い者を叩くのが常」だとし、かつては中国やロシアも痛い思いをしたことがあり、今は韓国が攻撃の対象になっているとしている。

 では、日本は韓国のどこを見て「弱者」と判断しているのだろうか。記事は、韓国には3つの弱みがあると分析している。1つ目は「経済」。漢江の奇跡で驚くべき経済成長を遂げた韓国も、GDPで世界第3位の日本と比べればその差は大きく、多くの基幹技術は日本企業が握っているため、韓国経済は今でも日本に頼っているとした。

 2つ目は「軍事面」で、日本には実質的に核兵器の製造能力があるはずだと分析。海軍と空軍の実力でも韓国を大きく上回っているとした。3つ目は「科学技術」。韓国にはサムスンなどの大企業があり研究開発の能力は高いが、全体的に言えば日本は韓国以上に強いと指摘。ロボット産業や超小型の半導体部品などでより強い競争力があり、ノーベル賞の受賞者数も多いと伝えている。

 記事は結論として、日本の国土、人口、実力はいずれも韓国を上回っており、韓国は日本に大した反撃ができないのを良いことに韓国をいじめてばかりと主張。「結局は実力がモノを言う」と主張しつつ、日本は「典型的な弱い者いじめの国だ」と締めくくっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本は「弱い者いじめ」をする国だ! 「韓国をいじめてばかり」=中国