空自の次期練習機開発にも影響を与えるのでしょうか。

F-35を想定した訓練が可能な次世代練習機

アメリカの航空機メーカー、ボーイングは2021年2月23日、アメリカ空軍向けの新型ジェット練習機T-7A「レッドホーク」の国内製造部分の生産が始まったことを明らかにしました。

T-7A「レッドホーク」は、ボーイングスウェーデンの航空機メーカーであるサーブタッグを組んで開発した単発エンジンの2人乗り練習機です。

試作機は2016(平成28)年12月20日に初飛行し、2018年9月に現用のT-38「タロン」高等練習機の後継としてアメリカ空軍が採用を決定、その際に空軍とのあいだで、351機と地上訓練用シミュレーター装置46基を総額92億ドル(1ドル105円換算で9660億円)で納入する契約を結んでいます。

なお、ボーイングの発表では、T-7Aの胴体後部の生産はサーブが受け持っているということです。

アメリカ空軍の次期高等練習機T-7A「レッドホーク」(画像:ボーイング)。