2020年に開局50周年を迎えた株式会社福島中央テレビ(本社:福島県郡山市)は「中テレは上テレ。ふくしまを盛り上げるテレビ」をコーポレートスローガンに掲げ、地域密着・地域貢献のメディア企業となれるよう新たなスタートを切り、SDGsの視点から福島県内における様々な社会課題の解決に向け多くの世代の視聴者と共に取り組んでいます。その取り組みがSDGs未来都市」に認定されている地元自治体の郡山市に評価され、2021年3月9日「第2回こおりやまSDGsアワード」を受賞いたしました。
(以下、取り組み事例紹介)
  • 視聴者も参加!テレビ番組企画で3トンを超えるゴミ拾い
県民一人あたりのゴミ排出量で全国ワースト3(2018年度)福島県。道端に捨てられたゴミを見かける機会も多く、番組を通して少しでも福島県内のゴミを減らし捨てる人がいなくなるよう、持続可能な環境美化を目指しています。番組では福島県出身の俳優・鈴木文健さんがこれまでに84日かけて806km歩き、拾ったごみの総重量は3トン超。その活動に賛同してくれた多くの子どもたちとも地域のゴミ拾いをし、福島県内でゴミ拾いの輪を広げています。
▼番組企画:『ブンケン歩いてゴミ拾いの旅』
夕方情報ワイド番組「ゴジてれChu!」内で2020年1月から企画がスタートし毎週月曜日に放送。インターネットでも見逃し動画を配信中!
【視聴URL】http://www.fct.co.jp/goji/bunken/
  • 豊かな海を未来へ残す「海と日本PROJECT in ふくしま」
福島県の豊かな海を未来に残すため、次世代を担う子どもたちや若者などを対象に、海に親しみ、その素晴らしさや豊さを知り、大切にする心を育てる運動を年間を通して展開しています。

▼潮目冒険トレインツアー
小学生を対象に海の恵みと文化を学ぶ「潮目冒険トレインツアー」を開催。震災からの復興が進んだことで2020年はJR常磐線が全線開通され、相馬市いわき市の2班に分かれ、福島の海に共通する課題や親潮・黒潮などエリアごとに違う特徴について学び体験しました。



▼さばける塾
地元大学と協力し、魚を親子でさばき食べることで命の大切さと海への理解を深めるイベント「さばける塾」を開催しました。
この他にも共にプロジェクトを進める推進パートナーは年間20団体に上り、連携企画やごみ拾い活動など実施しています。
  • 福島から世界へ広げる「海ごみ削減プロジェクト」
「海洋ごみ問題」に焦点を当て、県民が課題を自分事化できるよう自治体、流通企業、地元スポーツチーム等との連携による啓発活動と情報発信活動を続けています。5月30日から1週間を「ごみゼロ(530ウィーク」とし、ゴミ拾い活動を展開し年間1,750人が活動に参加しました。また、9月には地元サッカーチームのいわきFCと協力して海ごみゼロを呼びかける試合「海ごみゼロDAY」を開催し、試合後は選手と観客で周辺のゴミ拾いを実施しました。さらに、スーパーマーケットチェーンの「ヨークベニマル」6店舗で、海洋ごみ削減を呼び掛ける啓発活動を実施。10月には東北大学東京海洋大学海洋研究開発機構アクアマリンふくしまと共同で、小学生を対象に海の豊かさや海洋汚染を学ぶ「こども海ごみ調査団」を実施しました。
【9月】いわき市薄磯海岸で、ボランティア団体と連携し海岸清掃実施。250名参加
【11月】酪王乳業の協力で、海洋ごみ削減を呼び掛けるパッケージ

■情報発信について
福島県内の海に関する取り組みや情報を伝える番組『海と日本PROJECT in ふくしま』を年30回放送しYouTubeでも配信・アーカイブ。また、海洋ごみ削減に取り組む企業を紹介する番組『熱弁~海ごみ削減プロジェクト~』を年5回放送。さらに、福島の海の魅力を伝え環境保護への理解を訴求するCMを年間260本放送しまたほか、福島県内の海洋環境保護の取り組みやニュース記事を掲載する公式サイト運営しています。
▼海と日本PROJECT in ふくしま
https://fukushima.uminohi.jp/
  • 未来へつなげよう~みんなのふくしま環境シンポジウム~
2011年3月に起きた東日本大震災・2019年10月に起きた台風19号で甚大な被害を受けた福島県。台風19号から1年となる2020年10月17日(土)に、SDGsが定める目標達成年の2030年に成人する10歳の子どもたちとその保護者を対象としたシンポジウムイベントを開催しました。環境分野の専門家や現役国連職員、地元の事業者や高校生などの話を通じて、自然災害とそれを引き起こす原因となった気候変動の知見を獲得し、環境保全への意識を高めました。
・開催日:2020年10月17日(土)
・会場:ビッグパレットふくしま(福島県郡山市
・参加者:2030年に成人を迎える10歳の子どもたちと保護者
【配信動画アーカイブ】http://www.fct.co.jp/event_pr/201017_environment/
  • インターネットでライブ配信「食品ロス削減シンポジウム」
全国の中核市(60市)では、1人1日あたりのごみ排出量が2018年(平成30年度)で郡山市が1番、福島市が2番、いわき市は14番目に多い数字になっています。食べられるのに捨てられてしまっている食品ロスは、日本で612万トン、うち家庭用は284万トン。そこで、福島県民1人1人が意識して取り組む必要があるという実情を知ってもらい、考え、取り組んでもらうことを目的に企画しました。シンポジウムは基調講演・パネルディスカッションで構成し、現状を知り、みんなで考え、エシカル消費など、食品ロスを減らす行動につなげていくために一人ひとりができることを発信しました。
・開催日時:2020年11月27日(金)14:00~16:00
・場 所:株式会社福島中央テレビ 本社大会議室(メイン会場)/東京支社(リモート会場)
・登 壇 者:消費者庁審議官 日下部英紀さん、ごみ清掃芸 人マシンガンズ 滝沢秀一さん、福島大学食農学類長  生源寺眞一さん、郡山市長 品川萬里さん、福島県生活環境部一般廃棄物課長 三浦健生さん、福島県消費者団体連絡協議会事務局長 田崎由子さん、株式会社リオン・ドールコーポレーション常務執行役員人材教育部管掌 山口正幸さん、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会長 崎田裕子さん
  • ふくしま食育推進プロジェクト
福島県内並びに国内産の農産物を支援することと、県内各地で地域連携により活動しているこども食堂等を応援することを目的に、郡山市内4カ所の幼稚園・郡山市内5カ所の「こども食堂」並びに郡山市以外の10カ所の「こども食堂」で食育事業を10月~12月の3か月間、各施設3回(合計57回)実施しました。福島県産の牛肉や国内産のメロンイチゴ等を食材として提供するとともに、福島県栄養士会に所属する栄養士等を派遣し、食育講座を開催しました。生活習慣・体に必要な栄養素地産地消の話を中心に「食べることの重要性」と「福島県内の食文化と農業の重要性」を子どもたちに伝えました。
【小原田幼稚園での食育事業】
日本調理技術専門学校の鹿野校長先生を講師に迎え、園児たちに食育事業を実施。「食べることは楽しいこと」「嫌いなものでも少しずつ食べてみよう」というメッセージと福島県産の牛肉の美味しさの秘密を伝えました。また、その日の給食には福島県産の牛肉も提供され、園児たちは福島県産の恵みを味わいました。
SDGsでふくしまを盛り上げる”  ~こおりやまSDGsアワード受賞にあたり~

  このたびは素晴らしい賞を賜わり誠に光栄に存じます。郡山市はかねてからSDGsの理念を施策に盛り込み、県内の自治体で初めて「SDGs未来都市」に選定されています。SDGsに力を入れる自治体から表彰を受けることは極めて意義のあることと受け止めています。
 弊社は今年度、その郡山市に拠点を置く地元メディアとして、SDGsの視点から様々な取り組みをしてまいりました。夕方の情報番組「ゴジてれChu!」では「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」を放送し、県民に身近な環境を守る大切さを呼びかけてきました。また、豊かな海を守る活動「海と日本プロジェクト」などの取り組みも進めています。昨年は、内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に登録し、福島発のSDGsの官民連携組織となるネットワークの発足メンバーとなりました。
 
中テレは今年度の開局50周年を機に、「中テレは、上テレ~ふくしまを盛り上げるテレビ~」というスローガンを掲げました。そして、2021年4月からは、SDGsの考え方を本格的に企業活動の重要テーマに位置づけます。社会課題の解決に向き合いながら、ふくしまを盛り上げる取り組みをさらに進めてまいります。
福島中央テレビ
代表取締役社長 五阿弥 宏安

配信元企業:株式会社福島中央テレビ

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