サッカープレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回はFCソウルの韓国代表MFキ・ソンヨンが記録したアシストだ。

FCソウルでプロデビューを果たしたキ・ソンヨンは、2010年1月にセルティックに加入し、ヨーロッパデビュー。その後スウォンジーサンダーランドニューカッスルなど、プレミアリーグを中心に海外で長年プレーし、2020年夏にFCソウルに復帰している。

優れたキープ力と長短のパス精度を武器に韓国でも屈指のMFとして活躍するキ・ソンヨンだが、2021年3月7日に行われたKリーグ1第2節の水原FC戦では素晴らしいアシストを記録している。

1-0とFCソウルリードの52分、自陣に引いて守る相手に対し、最終ラインでボールを持ったキ・ソンヨンが狙いすましたロングパスを蹴る。低空飛行のレーザービームのようなパスは一直線に飛んでいくと、裏へ抜け出したFWナ・サンホにドンピシャで通る。抜け出したナ・サンホが胸トラップからそのままシュートを決め、見事な追加点となった。

試合は、その後も追加点を挙げたソウルが、3-0と快勝している。

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