バルセロナロナルド・クーマン監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)との一戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。

バルセロナは10日、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグでPSGのホームに乗り込んだ。

1stレグをホームで1-4と大敗し、突破に向けて大きな壁が立ちはだかっていたバルセロナ。しかし、2016-17シーズンには4-0から6ゴールを奪い、逆転突破をした過去が取り上げられ、今回もその期待を背負っての戦いとなった。

前半からペースを握ったバルセロナだが、31分にキリアン・ムバッペにPKを決められて先制を許す展開に。それでも、37分にリオネル・メッシがゴールを決め同点とする。しかし、この日はPSGの守護神であるケイロル・ナバスが大活躍。その後はゴールを奪えずに1-1のドロー。2戦合計5-2でラウンド16の敗退となった。

昨シーズンのベスト8に続き、今シーズンもベスト16で姿を消すこととなったバルセロナ。クーマン監督は敗戦を悔やみながらも、チームが見せたパフォーマンスには満足感を示した。

「さて。このスポーツにおいて、我々が敗退したことは重要なことだ。ただ、良い感触を持って帰ることができた。我々には対戦相手にとってとても難しい状況を作り出すチャンスがあった」

「前半は我々の方が優れたチームであり、マンツーマンのディフェンスで後方から大きなリスクをとっていた。その意味では、我々はもっと多くのこともして良かったはずだ」

「少なくともハーフタイムには2-1になっていたはずだ。もし前半でリードしていたら、後半は全く違った展開になっていただろう」

結果を分けた要因はゴール前での精度であったとコメント。ケイロル・ナバスの活躍も称えた。

「1stレグでは、彼らはゴール前でとても効果的だったが、この試合では我々はそうではなかった。彼らは4ゴールを奪ったが、我々は1ゴールだった。この効果の比較が、この試合の大きな違いだ」

「しかし、キレの悪さを批判する声はない。我々は大きな努力をしたが、それ以上のものを得ることができた。もしかしたら運があったかもしれない。相手のGKはプレーヤー・オブ・ザ・マッチだった。我々にチャンスはあったが、それをものにできなかった」

それでも、チームとして同じ敗退でありながら昨シーズンのバイエルン相手に2-8で敗れたものとは状況が違うとコメント。また、去就が注目されているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシにも、チームの将来が明るいことを示せただろうと語った。

「このチャンピオンズリーグは、昨シーズンとは全く異なる形で去ることになる。この試合では我々は自分たちのレベルに到達し、それが我々が進む道だ。明らかに悲しいことだが、この試合の後に残した印象は重要だ」

「レオ(リオネル・メッシ)は我々が行なった全ての変更のお陰でチームが改善していっていることを前から見てきた」

「我々は素晴らしいクオリティの若い選手がいる。我々は素晴らしい未来を持っている。レオはこのチームの未来がどうなるかについて疑問を持つことはないだろう」

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