1週間前に行われた第27節ではシティとユナイテッドが激突。公式戦21連勝と記録的な強さを誇るシティだが、立ち上がりにPK献上で早々に失点すると、後半開始直後にも失点。7割のポゼッションで攻め続けたが、ユナイテッドの組織された守備に手を焼き、ホームで0-2で敗戦。連勝記録がストップした。

それでもEFLカップ決勝戦の日程との兼ね合いで10日に行われた第33節では、サウサンプトンにホームで5-2の圧勝。見事にバウンスバックを成功させて迎える今節はフルアムとのアウェイ戦に臨む。フルアム戦は過去6試合は全勝しており、内容も18ゴール無失点と完璧。また、クレイブン・コテージでは直近13試合で7勝5分け1敗となっている。16日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)のボルシアMG戦に向けて、勢いをつけておきたいところだ。

22試合ぶりにシティに土をつけたユナイテッドは5位ウェストハムとの上位戦。11日にはヨーロッパリーグ(EL)のミラン戦(1-1)もあり、強敵との試合が続く中で、スールシャール監督はユナイテッドを率いて初のリーグ戦4試合連続クリーンシートを目指す。また、この試合で勝てば、ユナイテッドはウェストハム相手に2013-14シーズン以来、初めてのダブル達成となるが、当時チームを率いていたのは、現ウェストハム指揮官であるモイーズ監督だ。一方でウェストハムが勝てば、1シーズンでロンドンの4クラブ以上がオールド・トラフォードで白星を挙げる初の快挙となる。

前節のエバートンとの上位対決を制し、トゥヘル監督体制で公式戦11試合で未だ無敗を続けるチェルシー。17日にCLのアトレティコ・マドリー戦を控え、勢いを持続していきたいところだが、今節の対戦相手であるリーズとのアウェイ戦は、プレミアリーグでは過去9試合で1勝しか挙げられていない。それでもトゥヘル監督の下では、アトレティコとの1stレグや先日のリバプール戦を含めてアウェイ戦は6試合で5勝している。

前節のフルアム戦でクラブ史上初のホーム6連敗を喫したリバプールは、ウルブスとのアウェイ戦に臨む。2021年のリバプールリーグ戦では3勝のみとなっており、現在は勝ち点43で8位と王者らしからぬ体たらくぶりを見せている。38試合制となったプレミアリーグにおいて、残り10試合の時点で43ポイント以下のチームがトップ4フィニッシュした例は、00-01シーズンのリーズ、03−04シーズンのリバプール、そして昨シーズンのユナイテッドの3チームのみだ。

今節は10位アーセナルと7位トッテナムによるノースロンドンダービーが予定されている。今回の舞台となるエミレーツ・スタジアムでは、アーセナルは35試合でわずか2敗のみだが、トッテナムは現在、全コンペティションにおいてアーセナル戦5試合負けなしで、初の6試合無敗を目指す。

プレミアリーグ第28節
▽3/12(金)
ニューカッスル vs アストン・ビラ

▽3/13(土)
《21:30》
リーズ vs チェルシー
《24:00》
クリスタル・パレス vs WBA
《26:30》
エバートン vs バーンリー
《29:00》
フルアム vs マンチェスター・シティ

▽3/14(日)
《21:00》
サウサンプトン vs ブライトン
《23:00》
レスター・シティ vs シェフィールド・ユナイテッド
《25:30》
アーセナル vs トッテナム
《28:15》
マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム

▽3/8(月)
《29:00》
ウォルバーハンプトン vs リバプール