明治安田生命J1リーグ第5節、名古屋グランパスvs横浜FCが17日に豊田スタジアムで行われ、3-0で名古屋が勝利した。

ここまで4試合を消化し全勝の名古屋。前節はヴィッセル神戸をアウェイで0-1で下し、4試合連続となる1点差勝利を収めた。ここまであまりメンバーを固定せず戦っているが、この試合も前節からのスタメン変更は5人。前田や相馬、柿谷が名を連ねた。

一方の横浜FCは4試合全敗。前節はセレッソ大阪に1-4で大敗を喫した。初勝利を目指す今節のスタメン変更はGKを含めた3人。南、伊野波、高木が外れ、六反、田代、武田が入った。

試合の大勢は自力で勝る名古屋が支配する。まずは7分、相馬のFKから柿谷が頭で合わせるが、これは相手に当たって枠の外へ。14分にはガブリエウ・シャビエルが得たボックス手前のFKを自ら狙ったが、壁に阻まれた。

横浜FCも35分にFKを獲得し、手塚が直接狙う。こちらも壁に当たったが、ここでハンドの確認のためにVARが発動。だがPKは与えられず。44分にはクレーベのボックスの外からのシュートで前半最大のゴールチャンスを迎えたが、ここはGKの正面に。

ポゼッションでは圧倒的に支配しながらも得点できなかった名古屋は、後半立ち上がりから攻勢に出る。48分に左サイドの相馬の大きな展開から右サイドでボールを受けたシャビエルがカットインからシュートへ。GK六反に防がれたところを、柿谷がコントロールからさらにシュートを浴びせるが、ループ気味のシュートも六反に掻き出された。

それでも迎えた52分に名古屋が押し切った。左サイドバックの吉田が相手のビルドアップをカットし、その勢いのままボックス左へ侵入。グラウンダーのクロスを供給すると、前田がスライディングで押し込みネットを揺らした。

ようやく試合を動かした名古屋は57分にシャビエルを下げてマテウスを投入すると、これが奏功する。63分、自陣中央でボールを奪い、素早く左サイドの相馬に展開。相馬のシュートはGKの正面で弾かれてしまうものの、セカンドボールを拾ったマテウスがボックス中央からクロスバーに当てる豪快シュートを蹴り込み、追加点を挙げた。

その後、74分のクレーベのシュート以外、得点の匂いがしない横浜FCに対し、名古屋は先制ゴールの前田に代わって入った山崎が94分にダメ押しゴールを決めて決着。名古屋はクラブ史上初の開幕5連賞を達成した。一方の横浜FCは5連敗となった。

名古屋グランパス 3-0 横浜FC
名古屋
前田直輝(後7)
マテウス(後18)
山崎凌吾(後49)