ATOMOSとパナソニックは、NINJA Vが「LUMIX BGH1(以下:BGH1)」「LUMIX S1(以下:S1)」両カメラからのApple ProRes RAW記録に対応したことを発表した。

ボックスカメラBGH1は、マイクロフォーサーズの10.2MPイメージセンサーを搭載。これに加えてフルフレームのS1は、NINJA Vと組み合わせることで、最大4K DCI ProRes RAW記録が可能。

BGH1はシネマ4Kボックススタイルのカメラで、モジュラーとミニチュアのフォームファクターで構成されている。NINJA Vと組み合わせることで、最大4K DCI ProRes RAWと最大3.7KアナモフィックRAWを記録可能。

BGH1はコンパクトサイズのため、ジンバルやドローンでの撮影に加え、ライブストリーミング、動画ブログ、シネマプロダクションなどの分野にも最適としている。マイクロフォーサーズ規格にはさまざまなレンズの種類が提供され、アナモフィック撮影も可能。

また、NINJA VとBGH1の組み合わせは、LTC入力とゲンロック入力を備えており、軽量でコストパフォーマンスに優れたワイヤレスシンクシステムAtomos UltraSync Oneとの組み合わせにより、マルチカメラプロダクションでの同期が可能。

一方、S1は、フルフレームミラーレス用のハイブリッドカメラで、S1Hと同じProRes RAW機能を搭載。さらに、アナモフィックRAWにも対応しており、NINJA Vと組み合わせることで、より大きな映画の世界を楽しむことが可能だとしている。

ProRes RAWは、2021年には20台以上のカメラがAtomosとProRes RAWの組み合わせをサポート。映像の見た目を調整したり、明るさや影のディテールを拡張したりする際に、映像制作者に大きな自由度を与え、HDRワークフローに最適としている。ProRes RAWは、Final Cut Pro、Adobe Premiere Pro、Avid Media Composerに加えて、ASSIMILATE SCRATCH、ColorfrontFilmLight Baselight、Grass Valley Ediusなどのアプリケーションがサポートしている。

ATOMOSとパナソニック、「LUMIX BGH1」と「LUMIX S1」のProRes RAW対応サポートをまもなく開始