サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、アトレティコ・マドリーフランス代表MFトマ・レマルがモナコ時代に決めたフリーキックだ。

カーンでプロデビューしたレマルは、2015年夏に加入したモナコブレイク。多くのトップクラブの関心を集め、2018年夏にアトレティコに移籍した。

スピードとテクニックを兼ね備え、攻撃面で大きな存在感を発揮するレマルだが、2016年11月18日に行われたリーグ・アン第13節のロリアン戦では、見事なFKを決めている。

雨の降りしきる中行われた試合は、モナコ先制直後の67分、ボックスの前、ゴール正面の位置でモナコがFKを得る。キッカーのレマルは、短い助走から左足で直接シュート。濡れたボールをものともせず、強烈なカーブのかかったシュートは、鋭く変化しながらゴール右に決まった。

相手を突き放したモナコは、終了間際にも3点目を加え、3-0で快勝している。

サムネイル画像