俳優の竹中直人山田孝之、齊藤工が20日、都内で行われた3人の共同監督映画『ゾッキ』の公開直前イベントに、出演する鈴木福松井玲奈、九条ジョー(コウテイ)、原作者の大橋裕之とともに出席。イベント途中、地震が発生するも竹中&齊藤が冷静に避難経路などを指示する場面があった。

【写真】竹中直人の誕生日をサプライズで祝福する場面も 『ゾッキ』公開直前イベントの様子

 本作は、漫画家・大橋裕之の初期短編集『ゾッキA』『ゾッキB』の中から多数のエピソードを織り交ぜて構成したもの。ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれたヒューマンコメディーで、竹中、山田、齊藤が映画監督として共同制作をした。

 山田は今作で映画監督デビュー。“裏”としての苦労したことを聞かれると山田は「“裏”での苦労を今、“表”で言えと(笑)」とツッコみながらも「(ロケ地の愛知県)蒲郡の方々が全面バックアップをしてくれたおかげで、そんなに大きな問題や苦労は特になかったです」と振り返った。

 この日は、“明日がちょっと、楽しくなる”というテーマの本作にちなみ、“明日をちょっと楽しくするために工夫していること”についてもトーク。山田は「割と誰とでも仲良くなれるタイプなんですけど、ちょっと苦手だなって人が5000人くらいいるんですよ」と切り出し「その人たちの家の近くに毎晩落とし穴を掘りに行くんですよ。ケガしないように10cmくらいの深さなんですけど。グキってなるところを見て、明日は頑張ろう、ということを毎日やってますね」と冗談を飛ばした。

 さらに、本日65歳の誕生日を迎えた竹中へサプライズ祝福も行われ、蒲郡の名産物でもあるみかんをイメージした特別ケーキが贈られると、竹中は「ありがとうございます! すっげ~!」と感動しきり。「オレンジの色は元気出ますね」とうれしそうに話したあと、「急に老けちゃったよ」と老人の真似をし、会場の笑いを誘った。

 また、イベント途中に地震が発生するも齊藤は「ちょっと揺れてます」「脚立の方、1回降りられたほうがいい気もします」と冷静に対処。竹中も「1回避難したほうがいいかもしれないですね」「避難経路を確認しておいて頂いて…」と指示していた。

 映画『ゾッキ』は3月20日より愛知県蒲郡市3月26日より愛知県先行公開、4月2日より全国公開。

映画『ゾッキ』公開直前イベントの様子  クランクイン!