TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。3月12日(金)放送の「オピニオンCROSS neo」では、タレントのフィフィさんがイギリスオーストラリアでの“中国国営テレビの放送中止”について述べました。

◆中国は人権侵害を否定するも…説得力なし

オーストラリア公共放送局「SBS」は、人権侵害の指摘を受け、中国国際テレビCGTN」と中国国営中央テレビCCTV」が提供するニュースを一時中止すると発表。関係者によると、CCTVは受刑者約56人の強制的な自白などを放送したとし、SBSは「深刻な懸念が提起されていることと関連する素材の複雑さを踏まえ、調査を行う間、放送を停止する」と説明しています。

イギリスでも同様に中国の国営放送が禁止されていますが、「というのも、イギリスは中国政府による少数民族への人権弾圧を積極的に報じている」とフィフィさん。さらにはCCTVの免許取り消しに続き、罰金も科しているものの、中国側は「BBC(英国放送協会)はデマばかり流している」、「コロナに関する報道で中国を悪く言うような放送をしていた」とイギリス側に対し反論。

そんな中国サイドの姿勢に、フィフィさんは「少数民族への弾圧がデマというなら、中国政府はBBCが報じた少数民族の人たちを強制収容し労働させている職業訓練所と呼ばれる場所を世界中の人権団体に調査させればいい」と言い、「そうでもしない限り、中国政府の言い分は全く説得力がない」と非難します。

◆国際社会は横暴な中国の巨大化を許してはいけない

一方、オーストラリアの中国国営放送中止の背景には、コロナの起源についてオーストラリアは独自調査を求めているものの、中国政府が反発しています。それに加え、中国側はオーストラリアの輸入品に規制をかけ、圧力を強めているとフィフィさんは指摘。また、北京でCCTVキャスターとして働くオーストラリア国籍の女性が中国政府に拘束されました。その理由は、Facebookに武漢市の当局がコロナ感染を隠蔽していたのではないかという記事をアップしたからで、「中国政府を怒らせたというか、中国とオーストラリアの政治的なイザコザに挟まれてしまった」と解説します。

しかも、彼女は去年秋に拘束されて以降、全く音沙汰なく、中国政府が逮捕したと発表したのも最近のこと。さらには拷問を受けているという情報もあると言い、「人が変わって出てくるのではないか」と案じます。

フィフィさんは言論弾圧だけでなく、人権弾圧もやっている中国政府に対し、海外メディアや国際社会は不信感をどんどん強めている。日本も他人事ではない」と警鐘を鳴らします。過去には尖閣諸島で中国漁船が海上保安庁の船に体当たりした際、中国政府は「人質外交」と称して日本人ビジネスマンスパイ容疑で不当逮捕。長期間身柄を拘束し、日本に揺さぶりをかけました。フィフィさんは、そうした事例を引き合いに挙げ「そんな国で来年、平和の祭典(2022年北京冬季オリンピック)をやるというのは、違うのではないか」と疑問を呈します。

最後に、「こういう国が巨大化することを国際社会は許してはいけない」と断言。日本のメディアに対しても「もっと自分ごとのように中国のこういった姿勢、言論・人権弾圧を報じないといけない」と訴えつつ、「私は平和なところ(日本)にいるからこうして発信できる。こういう人間がどんどん言うしか方法はない」とも話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter@morning_cross

イギリス、オーストラリアで中国・国営放送中止…その理由とは?