今月初旬に放送されたオプラ・ウィンフリーのインタビューで、数々の爆弾発言を放ったヘンリー王子・メーガン妃夫妻。兄のウィリアム王子は、そこで語られた内容に「大変心を痛めている」と伝えられている。両親の不仲や母ダイアナ妃の死など、いくつもの試練を共に乗り越えたウィリアム王子とヘンリー王子。深い絆で結ばれていたかつての2人なら「最高のチームになれたはずなのに」と関係者は現在の兄弟間の確執に胸を痛めているようだ。

米時間7日に放送された特別番組『Oprah With Meghan And Harry: A CBS Primetime Special』の中で、ウィリアム王子について「兄は王室という体制に捕らわれた身で、そこから抜け出すことは不可能」「自分はそこを去ることができた」などと語り、物議を醸したヘンリー王子。その後、ウィリアム王子とヘンリー王子をよく知る情報筋は『The Sunday Times』にヘンリー王子のこの発言を「かなり的外れ」であると指摘、またウィリアム王子と親しい別の関係者は弟のインタビュー放送後にウィリアム王子が「動揺していた」「理性を失っていた」と、その余波の大きさを明かしていた。

ウィリアム王子とヘンリー王子は、世界的人気を誇ったダイアナ妃の子供として、誕生前から世間の注目を集めてきた。多感な思春期には、両親の不仲や母ダイアナ妃の死など互いにしかわかり得ない苦しみや困難をともに乗り越えた2人、ウィリアム王子の結婚後はヘンリー王子がキャサリン妃を実の姉のように慕い、メーガン妃の王室入り後は“Fabulous Four(素敵な4人組)”として未来のイギリス王室を背負う人気ロイヤルと期待された。しかしヘンリー王子とメーガン妃は日毎に王室への不信感を募らせ、昨春ついに離脱を表明。現在は妃の故郷アメリカで王室の後ろ盾なしの生活を送っている。

2人の王子が赤ちゃんの頃から成長を見守ってきたイギリス国民の多くは、兄弟間に生じてしまった修復し難い溝に胸を痛めており、2人の関係者も『People.com』に対してこう語った。

「これは嘆くべき事態ですよ、ウィリアムハリーは最高のチームになり得たはずですから。」
「2人が力を合わせれば、成し得ることができたであろう事柄を考えると、胸が張り裂けてしまいそうになります。」

ダイアナ妃の生誕60周年にあたる今年7月1日にはケンジントン宮殿にて妃の銅像除幕式が開催される予定で、ウィリアム王子とヘンリー王子がそろって式典に出席すると伝えられている。兄弟が直接顔を合わせるのは、ヘンリー王子が一時帰国した昨年3月以来、およそ1年4か月ぶりとのこと。兄弟の関係も、そして2人を取り巻く周囲の状況も当時より悪化してしまった感は否めないが、2人の王子達が愛する母を思う気持ちに偽りはない。この日こそはきっと互いの心を1つにして、亡き母に想いを寄せることだろう。

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2019年9月15日付Instagram「Wishing a very happy birthday to The Duke of Sussex today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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