寛解の連続
ラッパー・小林勝行を追ったドキュメンタリー映画、光永惇監督作『寛解の連続』が4月23日(金)よりアップリンク渋谷にて公開される。この度、本作の劇場公開版予告編が解禁となり、ミュージシャン・曽我部恵一のコメントも到着した。

ドキュメンタリー映画『寛解の連続』の劇場版予告編が解禁

今回の予告編は、映画タイトルにもある“寛解”についての、「病気の症状や徴候が一時的に軽快した状態、あるいは見かけ上、消滅して正常な機能に戻った状態を指す」という説明から始まる。これは、躁うつ病に苦しみ隔離病棟での生活から復帰した小林勝行が、劇中でも同様に説明している言葉だ。

続けて、病に襲われた当時やそれ以前の記憶を回想しながら、次回作のアルバムの制作に向けて歌詞を書く小林の姿が映し出される。そして介護の職に就いた小林が「ダイレクトに人に必要とされる仕事をしてるから、いいことやんか」と仕事の感想を語っており、実際に働いている姿も確認できる。

また、自身の信仰する宗教を楽曲に取り入れることについては、「俺は言うからな。これ(信仰する宗教)のお陰で救われたって。それこそがラッパーだ」と、自身の決意を力強くカメラに語り、数珠を手にかける姿も。そして、小林の楽曲と共に日常の断片が映し出され、「自由になったら、すぐに遊ぼ」というキャッチコピーで予告編は締められている。

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躁うつ病、介護職、信仰する宗教、すべての喜怒哀楽を赤裸々にラップする小林勝行は、果たして映画ではどんな表情をみせ、何を語るのか。完成した楽曲を披露するライブの興奮を是非、映画館で味わって欲しい。

映画を通して印象に残ったのは神戸の人懐っこい言葉だった。 生きることと書くことと歌うことをまっすぐな軌跡で結ぶ。そのとんでもなく難儀な仕事を独りで成し遂げようともがくラッパー。その姿は眩暈がするほど魅力的だ。 それを神戸言葉がそっと助けてくれている気がした。

曽我部恵一

『寛解の連続』劇場公開版予告編

INFORMATION

寛解の連続

寛解の連続 2021年4月23日(金)よりアップリンク渋谷にて公開! 撮影・編集・監督・プロデューサー:光永惇 出演:小林勝行 市和浩 製作:sardinehead Pictures 配給・宣伝:ブライトホース・フィルム 2019/日本/112分/DCP/カラー/16:9ステレオ ©2019sardineheadpictures 詳細はこちら

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