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SEAプラットフォームをベースに開発

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

中国の大手自動車メーカーであるジーリー(吉利汽車)は、高級車市場でテスラに対抗するための新しいEVブランド「Zeekr」の立ち上げを発表した。将来的にはグローバルな展開を目指している。

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Zeekrは、ジーリーの新しいEV用プラットフォーム「SEA」を使用して、さまざまな車両を開発する予定だ。このプラットフォームは、姉妹会社であるボルボポールスター、Lynk&Co、スマートの新モデルにも採用される。Zeekrの最初のモデルは、今年後半に中国で納車される予定となっている。

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ジーリーは巨大な国内市場を礎に、世界へと勢力を拡大しつつある。

中国では「Ji Ke」と呼ばれているZeekrは、「高級EVに対する世界的な需要の高まりに応える」ことを目的としている。今後5年間、毎年新しいEVを発売すると宣言している。

当初は中国市場に焦点を当てるが、「高級EVに対する世界市場の需要を満たすために、輸出機会を模索する」としている。AUTOCARは、ジーリーの成長計画の一環として、世界的な拡大を意図して作られたブランドと捉えている。

また、イノベーションに重点を置き、販売やサービスに革新的なアプローチを提供するEVの「エコシステム」を開発することを目指している。

一方、ジーリーは2020年の業績を発表。世界最大の新車市場である中国で、1年間に130万台を販売し、4年連続で最も売れたブランドとなった。また、その他の地域でも7万3000台近くを販売し、前年比で約25%の増加を記録した。

欧州の多くの国に進出している高級車ブランドのLynk&Coは、前年比37%増の17万5000台以上を販売した。


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