伊原六花と鈴木仁が、4月8日(木)にスタートする内藤剛志主演「警視庁・捜査一課長season5」(毎週木曜夜8:00-8:54、テレビ朝日系※初回は夜8:00-9:48の2時間スペシャル)の初回2時間SPにゲスト出演することが分かった。同ドラマは“たたき上げの男”大岩純一(内藤)捜査一課長と熱き刑事たちが被害者の無念を晴らすため、東京全土を疾走する姿を描く最新作。初回2時間SPの放送に先駆け、伊原と鈴木、主演を務める内藤のコメントが到着した。

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新シーズンの幕開け、初回2時間スペシャルで大岩たちが挑むのは、シリーズ史上最も難解な謎に包まれた連続殺人。発端は、芝浦の運河で発見された、IT企業役員の遺体。事故なのか事件なのか、大岩らが調べ始めた矢先、現場近くで雑誌編集者が殺害される事件が発生する。殺された編集者が担当していたイラストレーターが容疑者として浮上するが、やがて2つの事件が、根底でつながっていたことが発覚するというストーリー。

伊原六花が演じるのはイラストレーター・桐野梨子

「エアガール」(2021年、テレビ朝日系)など数々の話題作で活躍し、さわやかな魅力をふりまいてきた伊原は、本作が刑事ドラマ初挑戦。容疑者として浮かぶイラストレーター・桐野梨子を演じる。梨子は大学時代、駅伝選手だった過去を持ち、追い込まれると燃えるタイプなことから“ギリギリで活きる女”と呼ばれていたという設定。そのため、全力で逃走するシーンが十数シーンにおよぶという過酷な役柄となった。

しかし、大阪府立登美丘高等学校時代、ダンス部のキャプテンとして厳しい練習を乗り越え、“バブリーダンス”のセンターを務め上げた伊原は、人一倍のガッツの持ち主で、「初日の撮影が10シーン以上あって、『よし、気合いを入れて頑張るぞ』と張り切っていたら、せりふが一言もなく全部走るシーンでした。別日でも、結構走った撮影の後、自転車に乗っているスタッフさんに追い付かれないよう、全速力で逃げた日があって、それが一番足に来ました(笑)」と、笑顔で激走シーンをやり遂げた。

役柄にちなんで“ギリギリだったな”と思うエピソードを聞くと、「電車に乗るときは余裕をもって時間を決めるのですが…家から駅の改札まで、どれくらい最短でたどり着けるのか試してしまって、全速力で向かうギリギリ生活です(笑)」とチャレンジ精神旺盛な素顔も明かした。

■鈴木仁は負けず嫌いの所轄署の新人刑事を演じる

一方、鈴木は2016年、「メンズノンノ」モデルとしてデビュー。2018年、「花のち晴れ 花男 Next Season」(TBS系)でメインキャストの成宮一茶役を演じて注目を集め、その後も数々の作品で活躍。今年も出演作の公開がひっきりなしの期待の若手。

その鈴木は今回、勝気で負けず嫌いの所轄署の新人刑事・勝又克樹を演じる。「外見は今風の、でも中身は一直線でいい意味で単細胞」と勝又を分析し、「思うがままに動く役だったので、自分に素直に演じました」と、実直な新人刑事をストレートに表現。

また、鈴木は撮影前に内藤から「勝又として、怖がらず真っすぐに向かってきて」と声を掛けられたと告白。「もともと出来上がっている作品の中に入る自分のためにやさしく言葉をくださったことにものすごく感謝しています」と、内藤の気遣いを振り返った。

そんな大先輩のエールに応えるように、鈴木は伊原が演じる梨子を追い掛ける場面でも全力疾走。そのシーンでは「走っているとき、中継のために使うスマホをどうするかを監督と話し合いました」とスマートフォンの扱い方についてアイデアを出したという。

鈴木は「どうなっているかは本編で楽しんでもらえればと思います」とにやりと笑みを浮かべ、さらに「勝又の行動力、真っすぐさに愛を持って見てくださったらうれしいです!」とアピールした。

伊原六花のコメント

――オファーを受けたときの気持ちを教えてください。

すごくうれしかったです。長年愛されて続けている「警視庁・捜査一課長」の、シリーズ誕生10年目に参加させていただけること、本当に光栄でした。刑事ドラマは経験したことがないので、どんな現場なのか、楽しみでした。

――桐野梨子は追い込まれると燃える、ギリギリまで粘る女性という設定ですが、演じる上で大切にされたところを教えてください。

今まで生きてきた結果だけみると、常にギリギリに感じますが、そのギリギリにたどり着くまでに努力をしただろうし、葛藤しながらも、どこまでも真っすぐで、勇敢な女性だと思いました。ギリギリでも自分の役割を理解して、諦めない姿勢も演じられたらなと考えていました。

――役柄にちなんでご自身の中で「ギリギリだったな!」と思う経験を教えてください!

電車に乗るときは余裕をもって時間を決めるのですが…家から駅の改札まで、どれくらい最短でたどり着けるのか試してしまって、全速力で向かうギリギリ生活です(笑)。

――走るシーンも多かったですが、撮影時のエピソードを教えてください!

初日の撮影が10シーン以上あって、「よし、気合いを入れて頑張るぞ」と張り切っていたら、せりふが一言もなくぜんぶ走るシーンでした。気合いを入れていて良かったです。

別日でも、結構走った撮影の後、自転車に乗っているスタッフさんに追い付かれないよう、全速力で逃げた日があって、それが一番足に来ました(笑)。

――取り調べを受けるシーンもありましたが、どんな気持ちで臨みましたか?

密室の中、一対一で向き合っていると、想像していたよりずっと相手の息遣いや、ため息、いすに座り直すだけでも、すごく敏感になって、心の中がずっとザワザワしている感覚でした。

――視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。

脚本を読んでいたら止まらなくなり、読み終わってももう一度読みたくなるくらいとても面白くて、複雑な関係性やカラクリ、それぞれの思いが盛りたくさんだと思います。これぞ「警視庁・捜査一課長だ!」と感じるようなシーンももちろん、新しいなと感じるシーンもたくさんで私も楽しみです。そして、私も全力で走っているのでぜひ見てください!

■鈴木仁のコメント

――オファーを受けたときの気持ちを教えてください。

歴史のあるこの作品に自分が参加できることはうれしかったです。今までのこのドラマの形を崩すことなく、自分が参加させていただける意味を理解し、新しい「警視庁・捜査一課長」を見せていけたらと思いました。

――勝又克樹を演じる上で大切にされたところを教えてください。

外見は今風の、でも中身は一直線でいい意味で単細胞。思うがままに動く役だったので、自分に素直に演じました。裏の顔が見える、相手の心を読んで言葉を選んでいる、ということがないよう気を付けました。

――刑事役の面白さとはどんなところにありますか? 逆に難しさとは?

なりたくてもなれない職業を演じることができるのは、この仕事の面白さだと思います。刑事となると普段は使わない単語や人物名がたくさん出てくる、そういうところに苦戦しました。

――走るシーンも多かったですが、撮影時のエピソードを教えてください。

走っているとき、中継のために使うスマホをどうするかを監督と話し合いました。どうなっているかは本編で楽しんでもらえればと思います。

――“一課長”内藤剛志さんとは初共演ですが、どんな印象を持ちましたか?

最初にごあいさつさせていただいたときに、「勝又に対して、こういう気持ちで接しようと思うから怖がらず真っすぐに向かってきて」と元々出来上がっている作品の中に入る自分のためにやさしく役に対しての言葉をくださったことにものすごく感謝しています。「自分より背の高いやつと向き合うのは久しぶりだよ」と笑顔で言われたのも印象的でした(笑)。

――視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。

今までの「警視庁・捜査一課長」の空気は壊さず、勝又として新しいキャラを楽しみながら真剣に演じさせていただきました

勝又の行動力、真っすぐさに愛を持って見てくださったらうれしいです! ぜひご覧ください!

■内藤剛志のコメント

――初回2時間スペシャルで桐野梨子役を演じた伊原六花さんの印象を教えてください。

とても落ち着いた雰囲気を持っていて、ふと気が付いたらもう作品の中に入り込んでくれていたという印象です。先日、たまたま待ち時間があったので、彼女に聞いてみたんです。「全員が決まった振りを踊る中で、“何かが違う”と感じさせる人がいるのはなぜなのか?」と。そうしたら彼女、どんなダンスでも、“情熱”がプラスされていないと、いい踊りにならないというのです。

それを聞いて、彼女はそれを演技にも持ち込もうとしているのだと思いましたね。決められたせりふを決められたように言うのではなくて、そこに熱量を足すことが演技だと思っているんじゃないかな。お芝居は正確にやる部分も大切ですが、僕自身、役を通して演じる者の情熱が透けて見えると考えているので、こんなにも年齢が離れているのに同じことを思っていたのかと驚きましたね。あとは関西人という共通点があったので、「関西弁でしゃべろうや!」って、“素”で会話ができてとても楽しかったです(笑)。

――同じく初回2時間スペシャルで勝又刑事役を演じた鈴木仁さんの印象を教えてください。

いやぁ、本当にいい男だよね! イケメンなのはもちろんだけど、心根みたいなものがすごくさわやかで、内面も含めて人間としてイケメンなんだなと思いました。ご本人がそういうキャラクターだからだと思うのですが、清潔感があって真っすぐな感じのお芝居がすごくいい! ドラマの中では勝又という新人刑事の成長物語も縦軸に描かれているのですが、走るシーンも含めてとてもフィジカルかつパワフルに面白く演じてくれました。

その一方で、彼はこのシリーズに登場した刑事役の俳優の中で一番若いのにもかかわらず、まったく物おじせず、ずっとこの業界にいたのかなと思わせるような“ベテラン感”すら漂わせていたのが印象的でした!

「警視庁・捜査一課長season5」にゲスト出演する伊原六花/(C)テレビ朝日