24日、日本代表の森保一監督が25日に行われる韓国代表との国際親善試合に向けて前日会見に臨んだ。

2019年11月以来の日本国内で行われる日本代表戦。その相手は、アジアのライバルである韓国代表となった。

日本は2019年12月に行われたEAFF E-1 サッカー選手権で韓国と対戦。そこから1年3カ月ぶりの対戦となる。

コロナ禍において、海外からチームや選手を招いて行われる日本代表の試合。歓迎される声ばかりではないことも事実だ。

さらに、今回の合宿前の検査にて、齊藤俊秀コーチ新型コロナウイルスの陽性判定を受けることに。その他の選手やスタッフには影響がなかったが、危惧されていることが起こっている。

そのコロナ禍での活動について森保監督は「この活動に入る前に1人チームから陽性者が出たということで、その影響がチームの中で動揺に繋がっているかというと、動揺はないと思います」とコメント。「もちろん、それぞれ考える部分はあると思いますが、23日の練習を見る限りでは、選手もスタッフも韓国戦に向けて集中した状態でピッチ上で自分が持っているものをそれぞれ出せているかと思います」と語り、チーム内に動揺はないとした。

また「このコロナ禍で活動させていただくということ、日常生活も含めてですが、まず日常の選手であればクラブの中で陽性者が出ていたり、過去にコロナに感染した経験がある選手もいますし、我々が言えること、そしてできることは、感染リスクは生活している限りゼロにはできないと思いますので、日常生活から代表活動まで、感染防止対策をできる限り徹底して行うということを選手、スタッフで実践していきたいです」と語り、可能な限りの感染対策をしていくと語った。

さらに、「このコロナ禍で活動させていただくことで、陽性者が出てしまうこともあると思いますが、まず合宿前に陽性者が出たということは、日本サッカー協会がガイドラインに沿って、迅速に行動を起こし、接触を避ける等々、次の行動に移っていただき、活動をスタートさせることができたと思っています」とし、感染者が出た時の対応の早さがポイントだったと語った。

「活動中にももしかしたらこういうことが起きるかもしれません。活動中にもお互いが感染防止対策をしながら、ピッチ内、ピッチ外で行動するところと、ガイドラインに沿って協会の指示に従っていくことをしっかりとやっていくことが大事だと思っています」とし、活動中であっても気を緩めずに感染予防を徹底することが大事だと語った。

サッカーだけに限らず、おそらく大きな大会であったりイベントであったり、スポーツであったり、文化的なことであったり、いろいろな様々な人が集まることがあると思いますが、コロナ禍において感染リスクがゼロではないですが、少しでもリスクを下げる事前の行動を徹底すること」と予防が最も重要だとコメント。「もし陽性者が出た場合に迅速に行動してガイドラインに沿って対応することが大切かなと思いますし、日本サッカー協会はそういう意味では、事前の準備から、活動期間中の運営という部分でも、全てを徹底してやれると思っていますし、他の団体の方々にいろいろなことを示せると思っています」と語り、この先の東京オリンピックパラリンピックを含め、日本サッカー協会が徹底している感染防止策がどれだけ有効なのかを見せたいとした。

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