U-24日本代表との親善試合を控えるU-24アルゼンチン代表のフェルナンド・バティスタ監督が、25日に行われた試合前会見に出席した。

26日と29日に日本代表との連戦を控えるアルゼンチン。南米予選を1位で追加し、東京オリンピックへの出場が決まっている強豪国から見た日本代表の印象を、バティスタ監督が語ってくれた。

「徐々に力を伸ばしてきていると思います。個々の選手を挙げるのはリスペクトの面から避けておきますが、素晴らしい選手たちが揃っていると思います。よく知られているのはクボ選手ですが、彼以外の選手も気をつけるべき選手はいます」

世界的知名度ではヘタフェのFW久保建英に勝るとも劣らないインテルのFWラウタロ・マルティネスなど、東京五輪で中心となりうる一部の選手が招集外となっている点について、指揮官は昨今の状況から招集を拒否された選手がいることを認めながらも、その分、初招集の選手にチャンスが回る良い機会だと捉えている。

「こういった親善試合というのは、何よりも新しい選手たちのパフォーマンスを見るためのものだと思っています。もちろん、新型コロナウイルスの影響で招集できなかった選手たちもいますが、今回はこれまで出場してこなかった選手たちで臨むことができて満足しています」

そして、そんなチームでも、アルゼンチン代表の指針である「主役になる」ことを強調した。

「常にアルゼンチン代表というのは、主役としてプレーすることを目指しています。これまでの戦いの中でも、主役にふさわしいプレーをしてきたと思います。私たちが目指しているサッカーは、ボールを保持して高いポゼッションで相手に隙を与えず、堅実に守りながらも常にゴールを狙うというスタイルです」

最後に、今チームのキーマンとなる選手について、グラナダのDFネウエン・ペレスやベネヴェントのFWアドルフォ・ガイチを指名。また、新たに呼んだ若手についても、インデペンディエンテのMFルーカスゴンサレスや、リーベルプレートのFWベンハミン・ロレイセルが注目とコメント。

そして、その中に名を連ねたヘルタ・ベルリン所属のMFサンティアゴ・アスカシバルもこの会見に出席しており、日本代表の印象について「日本代表は良いチームを持っていて、非常にリスペクトしています。僕たちは自分たちのサッカーをしなければならないと思う。クボ選手はヨーロッパで知られている選手だけど、それだけではなく、このチーム全体を大きくリスペクトしているし、良い選手が揃ったチームだと思うよ」と答えた。

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