このほど「マルーン5」のアダム・レヴィーンが、自身の左脚全体を覆う巨大なタトゥーを入れたことをファンに報告した。完成したタトゥーの写真や施術中の動画を自身のInstagramストーリーに公開したアダム、「激痛だったけどそれだけの価値はあった」と言い、どうやら仕上がりにはご満悦のようだ。

タトゥー愛好家として知られる「マルーン5」のフロントマン、アダム・レヴィーンが、Instagramストーリーに複数の写真や動画をアップし、自身の最新タトゥーを披露した。

このたび新たに加わったのは、大腿上部(太もも部分)から足首まで左脚全体を覆う巨大な波のタトゥーだ。それは「The Great Wave off Kanagawa」として知られる葛飾北斎の「冨嶽三十六景」の1つ「神奈川沖浪裏」を彷彿させるデザインで、Instagramストーリーにアップされたクローズアップ写真では、大胆かつ力強いウェーブ柄で覆い尽くされた「彫りたて」のタトゥーを見ることができる。

アダムによれば今回のタトゥーは完成に3日を要したとのことで、所々くすぐったい部位もあったというが、基本は激痛だったらしい。しかし「激痛だったけどそれだけの価値はあった」とも綴っており、新コレクションの仕上がりにはかなり満足しているようである。

現在はタトゥーまみれのアダムだが、ファーストタトゥーを入れたのは2001年、アメリカ同時多発テロが発生した5日後であった。平和の象徴であるハトのタトゥーを左腕に入れたアダムは2013年、米誌『People』の“最もセクシーな男性”に選ばれた際のインタビューで、

「自分の体に入れたタトゥーで、何か平和的なメッセージを表現したかった。」

と語っている。2016年にはスカルを抱きかかえたマーメイドの巨大タトゥーを披露したアダム、こちらはなんと半年をかけて完成させた大作だった。

2017年にアメリカで行われたある調査によれば、タトゥーを入れるのは「自分のスタイルや意見を表現するため」「子供や思い出の場所へのトリビュート」「人生の新たな門出を記して」といった理由が多いとのこと。アダムの場合は、全身に刻まれたタトゥーコレクションを人生の軌跡を表す“ロードマップ”、“物語”だと形容している。

このように無類のタトゥー好きとして知られるアダムだが、妻でモデルのベハティ・プリンスルーとの間にもうけた2人の娘達、ダスティ・ローズちゃんとジオ・グレースちゃんには、将来タトゥーは入れないでほしいと望んでいる様子。アダムは2017年のインタビューで、

「僕は『タトゥーはイケてないもの』って娘が思うように仕向けるためにタトゥーを入れたんだ。自分は入れたくないって思うようにね。ほら、“リバース・サイコロジー”(『やれ』と言われるとヤル気を失くしたり、『ダメ』と言われるとやりたくなったりする心理現象を利用する、逆心理学のこと)ってやつだよ。」

と父親としての素顔を覗かせていた。現在4歳と3歳の娘達は、果たして父親の左脚を覆う新たな巨大タトゥーに何を思うのだろうか。

画像は『Adam Levine 2019年10月3日付Instagram「Yves Saint Laurent Y Live」、2021年3月25日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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