カナダの湖で、半年間も底に沈んでいたiPhone11が発見された。驚くべきことは、そのiPhoneがちゃんと機能したことだ。
発見者は、早速持ち主の連絡先を探し出し連絡。スマホを受け取った所有者の女性も、それが問題なく機能していることに驚かずにはいられなかったようだ。『Lad Bible』などが伝えている。
Found a working iPhone 11 underwater and returned to owner!
カナダのブリティッシュ・コロンビア州チリワックに住むダイバーのクレイトン・ヘルケンベルグさんは、「水底のお宝ハンター(Underwater treasure hunter)」として、湖に沈んだ様々な物を回収する作業を行い、その様子をYouTubeアカウント『Aquatic Monkey』やインスタグラムでシェアしている。
3月初め、同州ハリソン・ホットスプリングスの湖に潜ったクレイトンさんは、いつものように湖の底からいろんなものを収集した。
複数のサングラスやガラス瓶、ライター、缶切りなど、なぜそこに?と思ってしまうようなものも次々と発見されていく。
何年沈んでいたのか、その日は折り畳み式の携帯電話も見つかり、他にもいくつかのスマートフォンを引き上げた。
その中でも、最大の収穫はiPhone11だったようだ。
半年間水の中にあったスマホが機能
iPhoneを自宅へ持ち帰ったクレイトンさんは、綺麗に掃除し、電源を入れてみた。すると完全に機能したのだ!iPhone11の防水性能は高いと言われていたが、まさか半年も水底にあったのに起動するとはびっくりだ。
驚いたクレイトンさんは、早速SIMを別のデバイスに移し、そのスマホの持ち主の連絡先を探し出した。
iPhone11の所有者は、バンクーバーで学生をしているファテメ・ゴデシさんという女性で、クレイトンさんからの連絡をすぐに信じることができなかった。
まるで、スマホがゾンビになって戻ってきたのではと想像し、大きなショックを受けました。
ファテメさんによると、去年9月にハリソン・ホットスプリングスの湖でボートトリップを楽しんでいたところ、ボートの上でバランスを崩し、手にしていたiPhone11を湖に落としてしまったという。
公園スタッフに事情を話したが、見つけることはできないと言われ、諦めざるを得なかったそうだ。
しかし、そのiPhone11は半年後、クレイトンさんにより発見された。最初は半信半疑だったファテメさんだったが、最終的にクレイトンさんの住むチリワックまで1時間の距離を移動して、iPhone11を受け取りに行った。
実際に、6か月前に自分が落としたiPhone11だと確認したファテメさんは、改めてその防水機能の高さと性能に驚いたようだ。
なお、Apple公式Webサイトによると、iPhone11は深さ2メートルまで、最長30分間の耐水性があることが記載されている。
だが、6か月ともなるとさすがのAppleも予想していなかったことだろう。ちなみに同サイトには、水漏れによる損傷を防ぐためにも、意図的に水没させるのは控えるよう注意喚起が促されている。
written by Scarlet / edited by parumo
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