“1000万ドルの癒し系笑顔”をキャッチコピーに、グラビアやモデルで活躍するゼロイチファミリア所属の林ゆめが「ふらの観光親善大使」に決定したことがわかった。林自身、北海道富良野市出身で、地元への愛情も強く、まさにうってつけの存在。4月15日(木)に行われる就任式に先駆けて、ふらの観光親善大使に決まった今の心境や富良野市のおすすめ観光スポット、名産品などについて聞いた。

【写真を見る】インタビューでは、大好きな地元トークに華を咲かせる林ゆめ

――ご出身の北海道富良野市の“ふらの観光親善大使”に決定したということで、おめでとうございます!

ありがとうございます。地元が大好きなので、決まった時はすごくうれしかったです。両親やお姉ちゃん、妹にもすぐに知らせました。

――ゼロイチの仲間はどういう反応でしたか?

まだ言ってないんですよ。なので、どんな反応するのか楽しみです(笑)。

――富良野市といえば、ドラマ「北の国から」のロケ地ということも有名ですが、どんな街ですか?

皆さんが思っている通り、自然が豊かで人が温かいです。北海道は広いので、富良野市がどのあたりにあるのか知らない方もいらっしゃると思いますけど、北海道のど真ん中だと覚えていただければ(笑)。

――林さんが去年の夏にリモートで参加されていたお祭り「北海へそ祭り」の名前も、そこから来てるんですか?

そうなんです。ちょうど真ん中なので“北海道のへそ”にあたるところにあって、お祭りもおなかに絵を描いて踊ったりするんです。北海へそ祭りは、私も幼稚園に通っている頃から参加してきた馴染み深いお祭りなので、去年、WEB開催という形でしたけど、リモートで参加できたことはすごくうれしかったです。今年、いつものような形で開催できるのであれば、観光親善大使として現地に行って参加したいです。

――それも楽しみですね。富良野のおすすめ観光スポットは?

夏はラベンダー畑がオススメです。それと、チーズ工房という工場があって、そこのアイスが美味しいんです! チーズ味、とうもろこし味、かぼちゃ味とか、いろいろあって、私はどれも好きです(笑)。お子様連れで来られる方には、ふらのジャム園の「アンパンマンショップ」もいいと思います。ジャム園自体、いろんなジャムが売っていて、それをお土産にしていただきたいですし、アンパンマンショップではグッズもいろいろ販売していて、アンパンマンも登場するので、お子さんがすごく喜ぶと思います。

冬はスキー場ですね。温泉も市内にあるので、スキー場でスキーやスノボをして、夜は温泉に入るというのもいいんじゃないでしょうか。スノボは東京に出てきてから始めたんですけど、スキーは幼稚園から高校まで授業であって、授業以外でも滑りに行っていたので身近なスポーツなんです。サラサラフワフワのパウダースノーなので、気持ちよく滑れると思います。夏は本州と同じように30度を超える日もありますけど、冬は逆にマイナス30度になることも。季節によって景色とか雰囲気も全然違うので、いつ来てもらってもきっと楽しんでもらえると思います。

――林さんが富良野を紹介するムービー「フラノトラベルレポート」ではスキー場、ホテル、レストランの他に、テントでのサウナも紹介されていましたね。

はい。ホテルについているテント型のサウナで、自分で温度の調整ができるんです。汗をかいた後、外に出ると空気が冷たくて気持ちいいんですよ。水風呂に入る代わりにしていただいて、それを繰り返すとスッキリして整います。

――ドラマ「北の国から」のロケ地も観光スポットに?

はい。麓郷(ろくごう)の森とか、石の家(五郎の石の家)とか、観光される方に人気があります。見ていると知っている場所ばかり出てきますし、それこそ北海へそ祭りのシーンもあったりしますし、方言とかも含めて自分が生まれ育ってきた街そのものだなぁって感じます。ドラマが放送されてからすごく時間が経っていますけど、風景とか街の雰囲気とかは変わってないので、「北の国から」を見たら富良野の雰囲気がわかってもらえるんじゃないかなって

――先ほど、アイスの話も出てきましたが、富良野の名産品や特産品、グルメでのオススメは?

有名なのはワインと富良野メロン。私のお父さんも「ふらのワインハウス」というレストランの支配人をしていて、上富良野牛のステーキとか、チーズフォンデュとか、ワインに合うお料理を提供しています。お肉、乳製品、お野菜、ワイン。富良野は食べ物も全部美味しいので、「遠いのですぐに行けない」という人はお取り寄せとかでも富良野グルメを食べてほしいですね。あと、ご当地グルメの「富良野オムカレー」も。さっきお話しした「フラノトラベルレポート」で私も食べていますけど、いろんなお店でふらの牛乳とセットになったのを食べられるので、富良野に来られた時は一度食べてもらいたいです。

――富良野といえば、今、林さんが同居している2匹の猫も富良野からやってきたと聞きました。

お父さんが、野良猫が産んだ5匹の子猫を保護して里親を探していたんです。それがちょうどお盆の時期で、私が帰省した時だったんです。その子猫たちの可愛さにやられて「もし里親が見つからなかったら、ゆめが飼いたいな」って、東京に戻るために車で駅まで送ってもらってる時にそう言ったら、「だったら、今すぐ連れていけ!」って。車をUターンさせて、急遽連れて帰ることになりました(笑)。

しろが女の子で、ちょっかくが男の子。5匹とも茶トラだったんですけど、まだ名前がなかったのでお姉ちゃんとそれぞれの特徴で呼び名を付けていたんです。茶トラの中でも白いから“しろ”。アゴのあたりが白いのも特徴ですね。ちょっかくは尻尾の形から。連れて帰ってから、「名前はどうしようかな?」って思ったんですけど、その呼び名で慣れてしまってたので、それが名前になりました(笑)。

――話を聞いているだけでも富良野愛を強く感じました。“ふらの観光親善大使”としてどんな活動をしていきたいですか?

やっぱり一番は富良野に来てもらうことなので、まずは富良野の魅力をたくさん伝えて、富良野の良さを知っていただきたいなと思っています。私も観光親善大使になったことで、地元に帰る機会も増えると思うので、もっともっと魅力を見つけたいです。

――“ふらの親善大使”での活動も楽しみですが、そのほか、お仕事ではどんなことに挑戦したいですか?

ファッションやメイクが大好きなのでモデルさんのお仕事は引き続きどんどんやっていきたいと思っています。それを続けながらも、今、お芝居のレッスンを受けているので、演技でももっともっとチャレンジしていけたらいいなって。ふらの観光親善大使のお仕事も含めて、いろいろ頑張りたいです!

(取材・文=田中隆信)

「ふらの観光親善大使」に決定した林ゆめ/(C)尾木司