アーセナルレジェンドである元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督がリバプールのDFトレントアレクサンダーアーノルドを選外にした理由に疑問を投げかけた。イギリス『ミラー』が伝えている。

昨シーズンはプレミアリーグ38試合で13アシストを記録し、リバプールの30年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献したアレクサンダーアーノルド。しかし、今シーズンは不調に陥っており、ここまでリーグ戦27試合わずか3アシストのみとなっている。

こうしたパフォーマンスもあり、アレクサンダーアーノルドは現在行われているカタールワールドカップ(W杯)欧州予選のイングランド代表メンバーから落選。サウスゲイト監督は落選理由について、「ここ2、3年で彼が示したレベルに達していない」と説明した。

しかし、この理由に対してイギリスITV』に出演していたライト氏は異を唱えており、代表チームにはアレクサンダーアーノルド以外にも、本来のフォームに達していない選手はいるとコメントした。

「サウスゲイトは(アレクサンダーアーノルド落選の理由は) フォームの問題だと言っていた。しかし、そもそもイングランド代表の中には、フォームに関係なく呼ばれている選手がいる」

トレント(・アレクサンダーアーノルド)が経験したことや、急激に成長したことを考えるべきだ。そしてケガがあり、チームに負傷者が続出して、(リバプールでは)中盤の選手が彼と一緒にプレーしていないことを考慮して欲しい。それが彼のプレーに影響を与えているのだから」

「確かに、調子が下がることもあるだろう。しかし、イングランド代表に選ばれた選手を見てみると、中には調子の悪い選手もいる。にもかかわらず、彼だけが調子が悪いからと外されるのは少し厳しいと思う」

また、ライト氏はアレクサンダーアーノルド落選の理由は、サウスゲイト監督の好む選手ではないからだろうと推察。そうであれば、はっきり話すべきだと語っている。

「『フォームの問題』と言うのではなく、『私には彼と彼と彼がいるから、君は私のプランに入っていない』と彼に言えばいいだけだ。フォームの問題にするのは、選手にとって厳しいよ」

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