日本に来る中国人の多くが日本のきれいさに感動するというが、「排水溝」まできれいなことには特に驚くようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本の排水溝はなぜ臭くないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本はあらゆる面で進んでいるものの、遅れている面もあると指摘。それは「排水溝」で、中国の都市部はほぼ地下に埋設されているが、日本は都市部であってもいまだに地上の水路を流れているところもあると紹介した。

 しかし、驚くことに、排出された水が流れているはずなのに「日本の排水溝は臭くなく、水は透き通っていて、魚が泳いでいる場合もある」と紹介。中国ではいわゆる「どぶ川」が数多く存在し、非常に汚く、悪臭を放っているケースが多い。そのため日本は「どぶ川」がなく、排水溝がきれいで無臭であることに驚嘆しているようだ。

 なぜ、日本の排水溝はこんなにもきれいなのだろうか。これはしっかりと対処しているからに他ならない。家庭用排水を直接、排水溝に流さない、さらには一般家庭向けに浄化槽を設置するなどの対策が行われていることが、排水溝を含めた環境美化に役立っていると言えるだろう。

 中国では特に内陸部の農村などでは下水処理設備があまり整備されておらず、生活排水が垂れ流しになっている現状がある。日本のように各家庭に浄化槽を設置すれば、中国の環境問題も大きく改善されるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

これが日本の「排水溝」か! 悪臭を放つどころか、水が透き通っている=中国