シャルケは30日、ロシアのエネルギー企業『ガスプロム』とのスポンサーシップを2025年まで延長したと発表した。スポンサー料など契約の詳細は未公開となっている。

 今季のシャルケは苦戦を強いられ、残り8試合で安全圏の15位マインツとは勝ち点差「14」、昇降格プレーオフ圏内の16位ケルンとは勝ち点差「13」の最下位に沈んでいる。2022年まで結ばれていた前回の契約には、「シャルケのスポーツ目標が達成できず、その結果としてブンデスリーガ2部に降格する可能性がある場合には、ガスプロムが契約を解除する権利を保持する」という条項が含まれていた。しかし、2007年からシャルケの胸スポンサーを務める『ガスプロム』は、「この困難な時期に連帯と支援を示すために、ゲルゼンキルヒェンのクラブを支援することを決定」した。

 発表に際し、シャルケの監査役会メンバーであるマティアス・ワーニグ氏は、「リーグに関係なく行われる今回の契約延長により、ガズプロムは忠誠心と連帯感を強く表明し、クラブの経済的安定に貢献している」とコメント。また、同クラブのマーケティング・セールス・組織担当役員のアレクサンダー・ヨブスト氏は、「我々の最も重要なパートナーのひとつであるガスプロム社との契約延長は、シャルケ04にとって大きな意味を持ち、特に困難な時期に信頼を示している。私たちはこのことにとても感謝しています。同時に、メインスポンサーの皆様からの評価を通じて、シャルケ04ピッチ上での成功への道を取り戻すことへの期待と刺激を感じています。ガスプロムが長期的に我々の側にいてくれることを嬉しく思います」と同社への感謝を述べた。

 『ガスプロム』のセルゲイ・クプリヤノフ氏は、「我々は、長年にわたってFCシャルケ04と共にあります。パートナーシップとは、困難な時代に共に立ち向かうことでもあります。このユニークなクラブが成功への道を取り戻すために貢献したいと思っています」とコメントしている。

シャルケとガスプロムが契約延長 [写真]=Getty Images