株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、4月1日に本社にて「2021年度 入社式」を行いました。本年は新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、オフラインとオンラインを組み合わせた形式で式典を開催し、出社しない新入社員については各自宅よりライブ配信にて出席しました。今年度の総合職採用は、36名です。入社式では、代表取締役社長 小林 一俊より以下の内容の訓示を行いました。


《訓示趣旨》
将来・未来を見据え、一人ひとりの改革を
 今回の入社式は、初めてオフラインとオンラインを組み合わせた形式で開催したが、新入社員の皆さんの顔をしっかり見ることができたことは大変意義があると感じている。私はコロナ禍によって、世の中の進化が大きく加速されたと考えているが、皆さんにも、「今こそ、将来と未来を見据え、一人ひとりが『改革』に取り組むことが重要である」ということを、まずはお伝えしたい。
 「不易流行」という言葉がある。これは「常に新しさを求め、変化を重ねていく『流行』の積み重ねこそ、いつまでも変わらない『不易』の本質である」ということを意味する。やはり、これも私が社内で常に説いている「変えるべきことと、守るべき(変えてはならない)ことの峻別が大切」であるということ、そして「自分自身も常に変わり続けなければ周りの変化についていけない」ということを凝縮した言葉として、是非心に刻んでいただきたい。
 またコロナ禍は、「真に必要とされる存在であるか否か」が炙り出され、“真価が問われ、本物だけが残る”という結果になると考えている。当社も、コロナ後も社会から受け入れられ、求められる価値を提供する企業として、社会から必要とされる存在にならなければならない。
 現在、コロナ禍のなかで奮闘を続ける医療従事者へ向けた化粧品の寄贈活動を行っているが、これまでにたくさんの喜びの声をいただいている。どんなに世の中が変化しようとも、化粧品には人々の生活に彩とうるおいを提供し、心を豊かにする力があることを再認識した。その一方で、コロナ禍で、従来の「身だしなみ」以上の自己表現の要素も加わる等、化粧に対するお客さまの価値観も変わりつつあるとも言われており、そこにも新たなニーズが生まれている。コロナ禍というピンチをチャンスに変えるために、一人ひとりの行動や意識の変革・改革を期待する。
DXの加速とオフラインとの融合
 デジタルを活かした企業変革であるデジタルトランスフォーメーションについては、当社においてもECプラットフォームをはじめとするDXプロジェクトとして注力している。当社ではこれまで「高品質な化粧品を、店頭でのカウンセリング販売を通じて販売すること」が、我々の強みであり事業の根幹だったが、これからはオンラインとオフラインを融合させ、アダプタビリティのあるサステナブルな商品を、デジタル体験を通じ、パーソナライズされた個々のお客さまへ、国境を越えてきちんと販売していくということが求められている。
新入社員の皆さんへ期待すること
 最後に皆さんにお願いしたいこと、期待していることして、デジタルの活用が進むことを見据え、ぜひ皆さんには様々な“データ”に敏感になっていただき、それで何が言えるのかという“エビデンス視点”に裏付けられた新たな提案・チャレンジを期待している。これまでであれば入社後は、既存の色々な仕事を覚えることが大半だったが、この大きな変化の局面に入社したデジタルネイティブな皆さんは、入社直後から新鮮な感覚や斬新な発想を活かして重要な仕事を任されるはずだ。このコロナ禍を明るい未来が早く到来するチャンスと捉え、何事にも意思とエビデンスを持ち、前向きな発言ができる、ポジティブな人であってほしい。皆さん一人ひとりの強みを活かした活躍を、大いに期待している。

※本年度は、総合職採用とは別にビューティコンサルタント職として84名の新卒採用を行いました。
こちらの入社式は本日4月1日に、ライブ配信にて実施しました。

配信元企業:株式会社コーセー

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