ハノーファーに所属するMF原口元気が、4日のブンデスリーガ2部第27節ハンブルガーSV戦で今季6点目と7点目を記録した。

 ハノーファーは先月13日、原口に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受けて活動を休止し、第25節と第26節が延期に。しかし、原口は再検査で偽陽性が判明していた。

 約1カ月ぶりとなった公式戦で、原口はDF室屋成とともにフル出場。ハノーファーアーロン・ハントにハットトリックを許して3点を追いかける展開となったが、56分に原口がフリーキックの流れから反撃の狼煙を上げる1点を獲得。68分には室屋の今季2アシスト目からマルヴィン・ドゥクシュがネットを揺らして点差を1点に縮める。そして84分、原口がゴール前でこぼれ球を押し込んで試合を振り出しに戻した。

 3点差を追いついたハノーファーは3試合連続のドローで5戦未勝利となり、順位は変わらず9位のままとなっている。ハノーファーは8日、延期となっていた第25節でヴュルツブルガー・キッカーズと対戦する。

劇的ドローに貢献した室屋(左)と原口(右) [写真]=Getty Images