明治9年に創業し、学校の制服や体育着を中心とした衣料品の製造販売を行ってきた株式会社トンボ(本社:岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号 代表:近藤 知之)は、ブランドが行う活動の一環として、2017年より、様々な世代、立場から制服に関する意識を探る「学生服に関する意識調査」を継続して実施しております。
毎年恒例の「制服の似合う有名人」、2021年度に人気の制服デザインをはじめ、親子の制服にまつわる校則とその意識差を探り、その理由を考察した結果をまとめました。
- 調査結果ダイジェスト
・中条あやみさんが親子ともに初めてランクイン!
・生見愛瑠(めるる)さん、北村匠さん、道枝駿佑さん、岡田健史さんなどのお名前も。
■橋本さんにも着てもらいたい!?「好きな制服デザイン」は、親子ともに同じコーディネート。
・「清楚系」「優等生スタイル」が人気!
■制服にまつわる校則。母親は規則も不満も多く、子供は自由度が高く不満も少ない!?
その背景には、アイテム選択できる制服の浸透?
【考察】選択自由度の高い制服が浸透し、「清楚」な着こなし時代へ。
■学生の約9割がアイテムの選択を希望。女子高生の3割はスカートとズボンを選びたい。
【考察】進化を続ける令和の制服と多様化する選択アイテム。
生徒一人ひとりが自分にあったアイテムを選択出来ることで、キレイに着る意識も芽生える。
■ジェンダーレス制服はLGBTQのためではない!?大切なのは「どれを選んでも大丈夫」。
全ての生徒にとって、最良の着心地を提供できる制服づくりを。
【調査概要】親子調査
■方法:インターネット調査 ■時期:2021年2月19日(金)~2月22日(月)
■対象者:全国の高校生(15歳以上)と母親(高校生1,000サンプル・母親1,000サンプル)
昨年1位だった橋本環奈さんが2年連続1位に。広瀬すずさんは5年連続TOP3にランクイン。
3位は、高校生では、浜辺美波さんと森七菜さん。母親世代では芦田愛菜さんという結果に。親子ともに制服イメージは共通するところが多いようです。男性では、親子ともに、平野紫耀さんがランクインし、高校生では菅田将暉さん、親世代では神木隆之介さんもランクイン。中条あやみさんが親子ともに初めてランクインしました。
【高校生で特徴的な回答】
藤田ニコル(12)新田真剣佑(5)
山之内すず(4)千葉雄大(4)ラウール(4)
吉沢亮(4)斎藤飛鳥(3)
永瀬廉(3)浮所飛貴(3)土佐兄妹(3)
【母親で特徴的な回答】
広瀬アリス(6)上戸彩(6)杉咲花(5)
薬師丸ひろ子(5)米倉涼子(5)斉藤由貴(4)
櫻井翔(3)神尾楓珠(3) 田中圭(3)
松村雄基(3)山下智久(3)綾瀬はるか(3)
本田望結(3)北川景子(3)亀梨和也(3)
宇治原史規(3)
【考察】
1位の橋本環奈さん、2位の広瀬すずさんは、昨年も1位2位の結果になっており、広瀬すずさんは、5年連続TOP3にランクイン。根強い制服イメージがあるようです。芦田愛菜さんは、2019年調査では、ランクインしていなかったものの、昨年のTOP5入りに続き、今年もTOP5にランクインしました。
今年初めて、ランクインした森七菜さんは、令和初の全国高等学校サッカー選手権大会の応援マネージャーでの制服姿や、今年度は映画『ライヤー×ライヤー』の公開もあり、制服イメージでの露出が増えた影響もありそうです。同じく、初めてランクインした中条あやみさんは、日本テレビ系連続ドラマ「君と世界が終わる日に」でも制服姿を披露しており、また今後はバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画「ゴチ22!」のメンバーとしても制服姿が見られる事から、今後も、制服イメージが続くかもしれません。
ランクインはしていないものの、親子共通(高校生/母親)で、支持があった方では、これまでも支持の高かった横浜流星さん(12/7)、竹内涼真さん(12/4)、賀来賢人さん(9/11)、本田翼さん(4/7)、上白石萌歌さん(5/2)・萌音さん(4/3)に加えて、生見愛瑠(めるる)さん(8/5)、北村匠さん(7/12)、道枝駿佑さん(7/9)、岡田健史さん(3/3)など、最近、テレビやSNSで制服姿を目にする有名人のお名前があがっていました。
- 橋本さんに着てもらいたい!?「好きな制服デザイン」は、親子ともに同じコーディネート
好きな制服デザインでは、【高校生】【母親】ともに「濃紺のブレザー×ブルー系チェック」のデザインが1番人気となりました。ジャケットは男女ともに丸みのあるディティールで、短めの着丈が特徴的な制服ですが、全体の印象として、清楚でトラディショナルなものとなっています。高校生のTOP3では、「グリーン」や「エンジ」色のジャケットもランクインしていましたが、最近は、「清楚」「優等生」コーデが人気傾向のため、「濃紺」に支持が集まる結果となりました。
- 制服にまつわる校則。母親は規則も不満も多く、子供は自由度が高く不満も少ない!?
現役【高校生】の回答では、スカート丈や、リボンなど校則に関する回答はほとんどなく、カーディガンやセーター、マフラーなど防寒面での規制や、靴下や髪型への校則をあげる方が散見されましたが、リボンとネクタイ、スカートとスラックスが選べるといった、自由度の高い制服に対する好意的な回答が多く見られました。多様化する制服アイテムと、制服の選択性が徐々に浸透した結果、不満も少なく、清楚な着こなしを後押ししているのかも知れません。
【考察】選択自由度の高い制服が浸透し、「清楚」な着こなし時代へ。
- 学生の9割がアイテムの選択を希望。女子高生の3割はスカートとズボンを選びたい。
また、【女子学生】においては、選びたい項目が多岐に亘っており、近年浸透しつつある「ズボンかスカート」の選択についても、約3割が「選べると嬉しい」と回答しました。
【考察】
進化を続ける令和の制服と多様化する選択アイテム。
生徒一人ひとりが自分にあったアイテムを選択出来ることで、キレイに着る意識も芽生える。
近年、防寒面や機能面での快適性を追求したアイテム(セーター・カーディガン・ブルゾンやシャツ・ポロシャツ)が充実するとともに、ネクタイとリボン、スカートとスラックスなど、アイテムが選べる制服を採用する学校も増加しています。生徒ひとりひとりが納得して、自分らしい、自分にあったスタイルを選択することで、制服に対する愛着や満足度が増し、制服を着崩す事なく、結果的にキレイに制服を着る意識も芽生えていると推察されます。
- ジェンダーレス制服はLGBTQのためではない!?大切なのは「どれを選んでも大丈夫」。
- 全ての生徒にとって、最良の着心地を提供できる制服づくりを。
- 「トランスジェンダーのための制服」ではなく、一人ひとりが「自分にあったものを選べる」。 大切なのは多様性を受け入れる環境作り。
配信元企業:株式会社トンボ
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