マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、過密日程を強行するFIFAやUEFAを批判した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ独走を続けるシティは、3日に行われたプレミアリーグ30節レスター・シティ戦でも3-0のスコアで完勝。この試合では、主軸であるDFジョン・ストーンズ、MFイルカイ・ギュンドアン、DFジョアン・カンセロに出場はなく、FWラヒーム・スターリングとMFフィル・フォーデンも後半からの投入となった。
試合後、この采配について尋ねられたグアルディオラ監督は、過密日程から選手を守るための措置だと説明。UEFAやFIFAがインターナショナルマッチウィークの1週間に3試合を詰め込み、選手に大きな負荷をかけていることを批判している。
「彼らは人間であり、機械ではない。選手たちの中には毎日プレーしたいと望む人間もいて、それが叶わなければ動揺する者もいるかもしれない。しかし、それは不可能なんだ」
「観客のいない今シーズンは、史上最短の日程となっている。もしもローテーションを組まなければ、我々はすべての大会で試合に出ることができず、今のような立場にもなっていなかっただろう」
「もちろん、選手たちはプレーできるし素晴らしいメンタリティを持っている。それでも、休息はとらなければならない。UEFAやFIFAが選手を殺しているのは、試合があまりにも多すぎるからだ。選手はシーズン開始以来、ミッドウィークの休みなど一度もなかった」
また、グアルディオラは今後もチームをローテーションさせていくと明言。チームが勝利を重ねていくために必要だと強調している。
「肉体的にだけでなく、精神的にも毎日相手に勝つため、試合で戦う準備ができているようにしなければならない。だが、すべての試合でそれを持続できる選手はいないだろう。それは不可能だ」
「負けた試合でローテーションをしていると、『なぜそんなことをするのか』と言われる。だが、(同じ選手だけで)持続させるのは不可能なんだ。次の試合も、フレッシュな選手たちを起用するつもりだ。(次節の)リーズ・ユナイテッド戦では、これまで以上にフレッシュさが必要だからね」
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