浮かび上がっては、近づき、また遠のく光。希望の輪郭は曖昧なままであっても、ここに生命への慈しみを描きたいと思う。ー高屋永遠

この度、WHYNO.TOKYOでは、画家・現代美術家 高屋永遠の作品展を開催致します。なお、本展は4月10日13時からWHYNOT.TOKYOのHPからも作品のオンライン公開を致します。明るい未来が見えない時だからこそ、今一度、美術を通して前向きなメッセージを届けたいと制作に臨んだ今回の新シリーズ。2021年に制作された約25点の絵画作品を、是非この機会にご高覧下さいませ。





浮かび上がっては、近づき、また遠のく光。
希望の輪郭は曖昧なままであっても、ここに生命への慈しみを描きたいと思う。
- 高屋永遠


【作品展概要】
オンライン先行公開:2021年 4月10日 13:00
予約公開 : 4月10日(日)~4月16日(金) *平日17:00-20:00  休日13:00-19:00
ご予約または時間外の鑑賞希望の方は、info@whynot.tokyo までお問合せくださいませ。
一般公開: 4月17,18日 4月22日- 4月24日 13:00-19:00
会場:WHYNOT. TOKYO
HP:https://whynot.tokyo/
住所:〒153-0053 目黒区五本木2-13-2 1F

*会期中、会場では、作品冊子「slowly but surely」の販売を予定しております。



存在感を放ちつつもどこか掴みどころのない、記憶のなかの風景のような色の広がり。その肌理を前にすると、次第に意識がふわふわと融解してゆくのを感じる。高屋永遠の新作群を前に忘れてはならないのは、彼女が初めから抽象を描いていたわけではないということだ。2015年の「プロポジション・シリーズ」では、今よりもはるかに大きなキャンバスに、流動する異形の生命を描き出していた。2017年より続く「青のシリーズ」では、その具象性がそぎ落とされ、生命と物質のあわいのような、より純粋な流動性だけが抽出されていた。そうした存在感覚の探究の延長線上に、今回の作品展「薄紙を剥ぐように」も位置している。

新たなシリーズ『癒しの地』に含まれる予定の今回の作品群は、「青のシリーズ」をベースとしつつも、色彩はより暖かく、モチーフもやや具象性を持ち始めている印象がある。それは前シリーズで突きつめられた純度の高い内省が、あたかも外界との緊張感を取り戻そうとするかのようだ。作家によれば、そのモチーフは「桜」だという。意外なほどに具体性を伴っているようにも思えるが、キャンバスに表現されているのはやはりあくまでも純粋な存在感覚の探究であり、それが「桜」というイメージのもとで展開されているにすぎない。

ひとつの生命が、芽を吹き、花弁をひらき、散りゆく一連の唯物的な過程が、なぜ「花」という現象として人々の意識に現れるのか。意識の桜は、実在の桜といかに異なるのか。本展において高屋は、これまでの探究で培った技術をもって、桜の「桜性」の抽出に挑戦している。


松本友也(まつもと・ともや)

1992年生。「Rhetorica」ライター。直近の活動は『Rhetorica#04』、『ARTEFACT』(慶應アートセンター)、『K-POPから生まれる「物語」』(CINRA.NET)など。

Twitter @matsutom0




作品に関するお問い合わせは、info@whynot.tokyoまでご連絡をお願い申し上げます。
尚、作品のご購入に関しましては、4月10日~HP(https://whynot.tokyo/collections)からも承ります。


高屋永遠|Towa Takaya画家・現代美術
1992年東京都生まれ。
2021年現在、東京 を拠点に活動。

流麗な線と神秘的な色彩が特徴的な絵画は、空間、時間、存在についての領域横断的な考察に基づき制作される。近年は、VRでのデジタル表現やアートスペースの運営を通して美術と地域の関係性を探究。
【略歴】https://towatakaya.com/biography

【公式サイト】https://towatakaya.com/




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