バルセロナロナルド・クーマン監督は、劇的勝利を収めたバジャドリード戦を終えてコメントした。5日、スペイン紙『アス』が報じている。

 5日にホームでバジャドリードと対戦したバルセロナは、格下相手に終盤まで得点が奪えず苦しんだものの、90分にフランス代表FWウスマン・デンベレが劇的決勝ゴールを決めて1-0と勝利。今節セビージャに敗れた首位のアトレティコ・マドリードとの勝ち点差を、ついに「1」にまで縮めた。

 これでリーグ戦は6連勝、そして19試合無敗(16勝3分)となったバルセロナ。チームを率いるクーマン監督は、この日の戦いとデンベレの活躍を振り返り、このようにコメントした。

「ベンチは、最後には勝利できるだろうという気持ちだった。選手は最後まで、私が信じていたことを見せてくれたね。勝利のためには、時に苦しまなければならないし、それも良いものだ」

「もちろん我々にとってデンベレは、あのようなレベルにあるのだから重要な選手だ。一対一の仕掛けで多くのものをもたらしてくれるし、前線の3つのポジションでのプレーもできる。彼がいれば違ったフットボールができるし、今日もゴールをもたらしてくれた」

 また、次節の10日に迎える、アウェイでの3位レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”について問われると、このような考えを明かした。

「私はこの試合がラ・リーガの行方を決定づけるとは思わない。なぜなら、まだ8試合も残されているからね。彼らも今季は最大限の戦いを見せているから、良い状態で、集中していなければいけない。そして、良い結果を得ることが重要になる」

バルセロナを率いるクーマン監督 [写真]=Getty Images