名古屋グランパスに所属するMFガブリエルシャビエル(27)に対して、古巣が獲得を断念していたようだ。ブラジル『Superesportes』が報じた。

2017年7月にクルゼイロからレンタル移籍で名古屋へと加入したガブリエルシャビエル。当時J2に所属していた名古屋では16試合に出場し7ゴール15アシストと攻撃面で大きな力となり昇格に貢献。翌年はJ1で29試合に出場し6ゴール11アシストと結果を残し、2019年1月に完全移籍を果たす。

その後も攻撃のアクセントをつける活躍を見せ、名古屋ではここまで公式戦通算115試合に出場し22ゴール37アシストを記録。今シーズンもここまで4試合に出場している。

そのガブリエルシャビエルに対し、古巣であるクルゼイロが新シーズンに向けて獲得に動いていたとのこと。しかし、給料の問題で獲得を断念していたようだ。

ガブリエルシャビエルの代理人でる、ジュニオール・ペドロソ氏によると「少し前にクルゼイロの幹部とガブリエルについて話をしたが、前進しなかった。給与がそれを実行不可能にしているからだ。彼の給料は今、とても高い」とコメント。資金の問題がネックとなっていたようだ。

クルゼイロは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエBに降格した上、チームは選手の給与未払いなど財政的な問題を抱えている状態。徳島ヴォルティスに加入したDFカカの給料も払われていないなど、苦しい状況にあった中、まさかの選手獲得に動いていた。

『Superesportes』によれば、名古屋ガブリエルシャビエルを約1300万ブラジルレアル(約2億5000万円)で2018年に獲得していた。

サムネイル画像