明治安田生命J1リーグ第8節】
2021年4月7日(水)
19:00キックオフ
鹿島アントラーズ(4pt/16位) vs 柏レイソル(4pt/17位)
[県立カシマサッカースタジアム]

ここまで1勝の鹿島と柏の下位対決。ともに勝ち点4で苦しむ中、キッカケを掴むのは。

◆ポゼッション改善で活路を見出す【鹿島アントラーズ

前節は苦しむ浦和レッズとの対戦となったが、結果は2-1で敗戦。これでリーグ戦3連敗となった。

ここまで6試合を戦っての結果は、最悪のスタートを切った昨シーズンとほとんど変わらず、白星は同じ1つ。状況は異なれど、結果だけを見れば同じ轍を踏んでいる状況だ。

特に深刻なのがポゼッションサッカーが全くできないこと。パスが回らず、ずるずると浦和にやられて負けてしまった。

こんなはずではなかったというのが心情だろうが、その上で大きな決断を下すことに。システムとメンバーを入れ替えて、必勝で柏戦に臨む。

クラブを長年牽引してきた小笠原満男テクニカルアドバイザーに育てられたルーキーの舩橋佑が浦和戦で途中出場ながらJ1デビュー。今節は先発とみられており、小笠原同様にボランチから攻撃のスイッチを入れられるかに注目だ。

★予想スタメン[4-4-2]
GK:クォン・スンテ
DF:常本佳吾、犬飼智也、町田浩樹、永戸勝也
MF:レオ・シルバ、舩橋佑、ファン・アラー
MF:遠藤康
FW:上田綺世、エヴェラウド
監督:アントニオカルロス・ザーゴ

◆ビルドアップを改善し攻撃活性化へ【柏レイソル

鹿島と同様に悪いスタートを切った柏。前節は開幕から6連敗中の横浜FCと対戦したが、結果は土壇場で追いついての1-1のドローと、調子の悪さを見せ続けた。

この試合でも露呈したのはやはり攻撃の迫力。FWオルンガが亡霊のように見えるのか、ビルドアップが全く機能せず、攻撃の形が全く作れていない苦しい状況となっている。

助っ人たちの合流まではまだまだ時間がかかるだけに、現在のメンバーでいかに改善できるか。その上でも、しっかりとボールを繋ぎ、しっかりとフィニッシュの形を作ることからやらなければいけない。

クリスティアーノや江坂任なども良い形でボールを全く受けられず、攻撃に転じられない状況。しっかりと形作りをしなければ、苦しい時期はまだまだ続いてしまいそうだ。

ともすれば、上手くいかなかった時の個人技も重要。アタッカー陣も揃っているだけに、より強引にプレーする時を見極めても良いかもしれない。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:キム・スンギュ
DF:大南拓磨、上島拓巳、染谷悠太、古賀太陽
MF:ヒシャルジソン、椎橋慧也
MF:マテウス・サヴィオ、江坂任、神谷優太
FW:クリスティアーノ
監督:ネルシーニョ

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